社会調査の方法論の基礎的な理解、調査のデザイン、実施からデータ分析の技法を一通り習得します。講義前半では、社会調査の歴史と現状、社会調査法の基礎と仮説構築方法を学び、実際に調査企画書を作成してもらいます。後半では、統計ソフトstataを使ってJGSS-2005公開データ用いた二次分析の演習をおこない、カテゴリカル・データを中心とする社会統計学の基礎的な分析手法と表現手法を学びます。最後は、各自の関心に応じて分析報告書を作成・提出してもらいます。
さまざまな社会調査の方法と分析手法を学んで、問題関心に適した調査を企画・実施できる技術を身につける。
1.イントロダクション 調査の企画に向けて 【演習1】
2.調査の種類:質的調査と量的調査 【演習2】
3.インタビュー調査を企画する 【演習3】
4.インタビューシートを作成する 【演習4】
5.インタビュー調査を実施する 【演習5】
6.量的調査の方法と標本抽出 【演習6】
7.量的調査データの構造と変数尺度 【演習7】
8.1変数の分析とクロス集計表 【演習8】
9.2つの量的変数と回帰分析 【演習9】
10.質的変数と量的変数の分析 【演習10】
11.従属変数のある分析/ない分析 【演習11】
12.問題関心から調査票へ 【演習12】
13.質問項目の作成 【演習13】
14.調査企画書の作成
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統計学の基礎、特に仮説検定・推定の基礎的な知識が必要になります。
1)演習 各3点×12 36点 【演習12】のみ4点 合計40点
2)インタビュー調査(プリテスト)によるレポート1 10点
3)レポート2(調査企画書) 調査目的と概要 10点
問題の構造と仮説 15点
調査票 25点