コミュニケーションを対象に人間の心理的な選択理論である,離散的選択理論(計量経済学)を学び,その限界から,コミュニケーションの変容が起こる条件を時空間認識に立脚した,芸術創造を行うことによって考える。本年度は特に東工大にある名ピアノベヒシュタイングランドピアノをテーマに行う。
近年,計量経済学の主要な手法となり環境経済学、公共経済学、地域経済学、都市経済学、実験経済学、国際経済学、労働経済学など応用経済学で多大な力を発揮する確率効用理論にもとづく離散的選択理論を自分のものとする。さらに合理的選択の限界を超えるために、芸術創造を行うことによって創造的な選択のあり方を考える。
10月3日計量経済学の二つの考え方、選択肢集合とイノベーション、ベヒシュタインピアノ
10月10日 確率効用理論
10月15日 18時30分−20時 西9号館ホール コミュニケーションの選択肢 ピアノ、演奏者、聴衆 第一レポート
10月24日 データ構造、IIA
10月28日 18時30分−20時 西9号館ホール コミュニケーションの選択肢 演奏者、聴衆 第2レポート
10月30日 14−19時 の一部 西9号館ホール コミュニケーションの選択肢 演奏者、ピアノ 第3レポート
10月31日 18時30分−20時 西9号館ホール コミュニケーションの選択肢 演奏者、聴衆 第4レポート
11月7日 プロビットモデルの識別
11月14日 Nested logit ,IIA
11月21日 Mixed logit
11月28日 検定
12月5日 回帰分析との比較
12月12日 予想できない選択肢の考案 エスキス
12月19日 review Test
1月23日 作品発表
Discrete Choice methods with simulation 著名な本でダウンロード可能http://elsa.berkeley.edu/books/choice2.html
必ず持ってきてください
参考に入門社会工学 第3章 ホワイトカラーの行動と選択
関連科目・履修の条件等
計量経済学入門、確率と統計,統計学の履修が望ましい。
成績評価
レポート(4×5)、テスト(80)、及び発表と作品(20)
Random utility modelの理解と限界、新たな発想への取り組みが理解出来るようになれるとおもいます。