本講義では,協力ゲームの基礎を厳密な数学的議論を用いて説明する.
社会・経済システムにおける様々な応用例に協力ゲームのツールを使い,理論的考察ができることを目的とする.
詳しい授業計画はシラバス(講義概要)を参照すること.
I. 交渉問題とナッシュ交渉解
II. 多人数協力ゲーム
A. 特性関数形ゲームの定義
B. コア
C. 仁
D. シャープレイ値
III. 応用例
(教科書)
「ゲーム理論入門」(武藤滋夫,日本経済新聞社,2001)
(参考書)
「演習ゲーム理論」(船木由喜彦,新世社,2004)
「ゲーム理論」(武藤滋夫,オーム社,2011)
特になし.
宿題(約30%),中間試験(約25%),期末試験(約45%),演習(プラスα)
論理的思考を身につけるため,できるだけ多くの練習問題を解いてもらう予定です.