公共的問題を発見し解決する1つの重要な制度複合体が、法システムである。この講義では、法哲学における法概念論の観点から法システムについて概説する。
この講義の目的は、公共的問題に対処する1つの重要な制度複合体である法システムがもつ諸側面について、基本的知識を習得することにある。
1. 社会工学と法
2. 法の命令モデル
3. 法のルール・モデル
4. 法の原理モデル
5. 権利の本性
教科書:
レイモンド・ワックス(中山竜一・橋本祐子・松島裕一訳)『法哲学』岩波書店、2011年。
本科目履修に先立って履修しておくべき他科目はない。
講義期間中に、予告なしに複数回実施する小テスト
授業中に出席者に適宜質問を行い、また自由討論時間を設けるなど、双方向的・多方向的に講義を進める。工学部共通の学生授業評価に加えて、ミッドターム・フィードバックを実施する。
研究室:大岡山西9号館5階 530/531号室 電子メールアドレス:usami_at_soc.titech.ac.jp (_at_を@におきかえて下さい。)
金曜日 16:40~17:40 ※他の曜日・時間での来室を希望する院生・学生は、事前に電子メールで予約すること。