マクロ経済学第一   Macroeconomics I

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担当教員
大土井 涼二 
使用教室
水3-4(W241)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7710
シラバス更新日
2012年9月27日
講義資料更新日
2012年12月16日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

マクロ経済学とは,GDPやインフレ率,経常収支など1国の単位で測られる経済変数がどのように決定されるかを分析する学問である.また,経済の変動を抑えるような政策や,長期的に経済が成長するような政策を提言することもマクロ経済学の重要な課題である.政府の政策は,貧困やインフレ,景気後退といった状況をどのようにして解決することができるのだろうか.この講義では,マクロ経済学で使用されるさまざまなモデルの構造を理解し,実際の経済分析に適切に使用できるようになることを目指す.

講義の目的

マクロ経済学とは,GDPやインフレ率,経常収支など1国の単位で測られる経済変数がどのように決定されるかを分析する学問である.また,経済の変動を抑えるような政策や,長期的に経済が成長するような政策を提言することもマクロ経済学の重要な課題である.政府の政策は,貧困やインフレ,景気後退といった状況をどのようにして解決することができるのだろうか.この講義では,マクロ経済学で使用されるさまざまなモデルの構造を理解し,実際の経済分析に適切に使用できるようになることを目指す.

講義計画

以下のテーマについて講義する.ただし,進捗状況によって一部変更,もしくは講義の順番が前後する場合がある.

I マクロ経済計測のための基本概念
 2 国民経済計算
 3 国際収支統計,労働統計などその他統計
II 長期のマクロ経済分析
 4 経済成長理論の概観と生産関数
 5-6 ソローの成長モデル
 7-8 技術進歩の役割
III 短期のマクロ経済分析
 9 短期モデルの位置づけ
 10 乗数効果
 11 IS曲線とLM曲線の導出
 12 IS-LMモデルにおける財政政策と金融政策
 13 総需要・総供給モデル
IV 開放経済モデル
 14 為替レートと平価関係
 15 マンデル・フレミングモデル

教科書・参考書等

<教科書>
特定のテキストは使用しない.講義資料を配布する予定

<参考書>
Oliver Blanchard, Macroeconomics (Fifth Edition), Pearson Education
(「ブランシャール マクロ経済学 上・下」 鴇田 忠彦他訳 東洋経済)
Charles I. Jones, Macroeconomics, Norton
(「ジョーンズ マクロ経済学 1・2」宮川努他訳 東洋経済)
N. Gregory Mankiw, Macroeconomics (Seventh Edition), Worth Publishers
(「マンキュー マクロ経済学 I・II」 足立英之他訳 東洋経済)
二神孝一・堀敬一 「マクロ経済学」  有斐閣
齊藤誠・岩本康志・太田聰一・柴田章久 「マクロ経済学」 有斐閣 

関連科目・履修の条件等

ミクロ経済学第一を履修していることが望ましい.

成績評価

毎週,もしくは隔週で出題される課題の提出状況と点数,および学期末試験の結果で評価する.

担当教員の一言

病気や事故のような特別な事情を除きレポートや追試による救済措置は行わない

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