協力ゲーム理論   Cooperative Game Theory

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担当教員
武藤 滋夫 
使用教室
月7-8(W242)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7708
シラバス更新日
2012年9月25日
講義資料更新日
2012年12月28日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

社会・経済システムを分析していく上で必要不可欠な協力ゲーム理論の基礎を,適用例を交えながら数学的に厳密に学びます。協力ゲーム理論的なものの見方や考え方,論理的な思考力を身につけることを目的とし,以下の内容について講義する予定です。(1)交渉ゲーム,ナッシュ交渉解,(2)特性関数形ゲーム,コア,安定集合,交渉集合,カーネル,仁,シャープレイ値,(3)社会経済システムへの適用例

講義の目的

協力ゲーム理論の定式化,代表的な解概念を数学的に厳密に学ぶことにより,協力ゲーム理論的なものの見方や考え方,論理的な思考力を身につけることを目的とします。

講義計画

1.ガイダンス
2.2人協力ゲームI-交渉問題
3.2人協力ゲームII-ナッシュ交渉解
4.2人協力ゲームIII-演習
5.多人数協力ゲームI-特性関数形ゲーム,配分と支配
6.多人数協力ゲームII-コア
7.多人数協力ゲームIII-仁
8.多人数協力ゲームIV-シャープレイ値
9.多人数協力ゲームV-演習
10.中間試験
11.多人数協力ゲームの応用I-交換市場
12.多人数協力ゲームの応用II-投票による意思決定
13.多人数協力ゲームの応用III-便益分配と費用分担
14.多人数協力ゲームの応用IV-マッチング
15.多人数協力ゲームの応用V-演習

教科書・参考書等

(1)「ゲーム理論入門」(武藤滋夫,日本経済新聞社,2001)
(2)「エコノミック・ゲームセオリー」(船木由喜彦,サイエンス社,2001)
(2)は出版社で在庫切れのため,コピーをOCW-iにアップします。

関連科目・履修の条件等

特にありません。

成績評価

最終評価は,学期末試験,中間試験とホームワーク・演習を総合して行います。ウェイトは学期末試験35%,中間試験35%,ホームワーク・演習30%程度です。

担当教員の一言

東工大のOCWおよびOCW-iに講義資料を公開するので,前もってプリントアウトして講義に持参してください。協力ゲーム理論的なものの見方,考え方,論理的思考力を身につけてもらうために,できるだけ多くの練習問題を解いてもらう予定です。

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