ミクロ経済学第一   Microeconomics I

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担当教員
大和 毅彦 
使用教室
水2-4(W621)  
単位数
講義:2  演習:1  実験:0
講義コード
7705
シラバス更新日
2012年3月26日
講義資料更新日
2012年7月3日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

経済学では,様々な社会問題を個人の「合理的な」経済行動の結果として捉え,効率性や公平性の基準で評価し,効率的で公平な資源配分を実現する政策や制度の設計を行います。この講義では,経済学的なものの見方,個人の行動,そして社会全体の動きがどのように関連しているか,特に私たちが日常的に接している市場について説明し,その上で経済学のあらゆる分野の基礎となるミクロ経済学の基礎概念を理解することを目指します。

講義の目的

経済学では、様々な社会問題を個人の「合理的な」行動の総体的な結果として捉え、 「効率性」(どのくらいムダがないか)という基準で評価し、より効率的な政策や制度を設計します。この講義では、経済学的なものの見方、個人の行動、そして社会全体の動きがどのように関連してるか、特に私たちが日常的に接してる市場について説 明し,その上で経済学のあらゆる分野の基礎となるミクロ経済学の基礎概念を理解することを目指します。

講義計画

Ⅰ ミクロ経済学とは ー需要と供給ー
Ⅱ 消費の決定 A.選好 B. 予算制約 C. 消費者の選択
Ⅲ. 需要関数 A. 所得消費曲線とエンゲル曲線 B. 価格消費曲線と需要曲線 C. 所得効果と代替効果 D. 需要の法則
Ⅳ 生産の理論 A.生産活動 B.生産の技術的制約 C.費用曲線 D.最適規模
Ⅴ 競争市場均衡 A.競争市場均衡 B.消費者余剰と生産者余剰 C.競争均衡の最適性
VI 独占 A.独占企業の利潤最大化 B.完全競争と独占の比較

教科書・参考書等

(テキスト)
特定のテキストは使わない。OCW-iから講義資料をダウンロードして,各自印刷して持参すること。
(参考書) 
武隈愼一 「ミクロ経済学」(新世社,1999年)
石井、西条、塩沢 「入門・ミクロ経済学」 (有斐閣、1995年)
石井、西条、塩沢 「演習入門・ミクロ経済学」 (有斐閣、1996年)

関連科目・履修の条件等

履修の条件:特になし.

成績評価

試験と演習問題をもとに評価する.病気・事故等の特別の場合を除いて、レポート・再試験による救済措置は取らないので、各試験に全力を尽くすこと。

担当教員の一言

毎回授業の復習を行うことが必要。各項目ごとに内容の理解を深めることを目的として「演習問題」を配布する予定である。出席は取らないが、これは出席するのは当然であるという認識に立っているからである。ステップ・バイ・ステップで知識を積み重ねて理解していく科目であるから、たまに出席しても講義内容を全く理解できないであろう。

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