2年次以降の専門的な科目や研究において、各自の目的にあったプログラムを自作できるようになるためのプログラミングスキルの基礎固めを行う。学術国際センターの教育用電子計算機システムのコンピュータを利用した実習を通じてC言語によるプログラム開発方法全般について学習する。
大学での学習、研究活動を実践する上で、プログラミング言語とデータ構造、アルゴリズムに関する知識は重要であり、2年次以降の専門的な科目や研究において目的にあった独自のプログラムを作成することは必要である。そうした点に鑑み、本講義では特に社会工学の教育研究に必要なコンピュータリテラシの基礎を会得し、学習者が自身の環境において、融通自在にプログラミングできるようになることを目的とする。
第1回:教育用電子計算機システムの利用方法
第2回:C言語の概要,開発の流れ
第3回:変数,データ型,演算子,型変換
第4回:制御構造
第5回:配列と文字列操作
第6回:関数
第7回:中間テスト
第8回:ポインタ (1)
第9回:ポインタ (2)
第10回:構造体
第11回:ファイル入出力
第12回:データ構造とアルゴリズム (1)
第13回:データ構造とアルゴリズム (2)
第14回:UNIXプログラミング基礎 (1): プロセス間通信
第15回:UNIXプログラミング基礎 (2): ネットワークプログラミング
教育用電子計算機システムのWikiサービスを利用し、受講生に独自の教材を配信する。
参考書・参考資料等
B.W.カーニハン,D.M.リッチー著: プログラミング言語C 第2版 ANSI規格準拠,共立出版
Steve Oualline 著: C実践プログラミング 第3版,オライリー・ジャパン
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毎回の出席,ペーパーテスト,適宜,練習問題の出題を行う.
実習室における予習・復習,練習問題の演習が必須である.