公共的問題を発見し解決する1つの重要な制度複合体が、法システムである。この講義では、〈法と経済学〉の観点から、法に関わるさまざまな論点について考察する。
この講義の目的は、公共的問題に対処する1つの重要な制度複合体である法システムがもつ諸側面について、基本的知識を習得することにある。
1. 社会工学における法の重要性
2. 法とパレート効率性
3. 法と仮説的補償原理
4. 法と正義
5. 効率性と正義
6. 権利の本性
教科書:
宇佐美誠編『法学と経済学のあいだ:規範と制度を考える』勁草書房、2010年
本科目履修に先立って履修しておくべき他科目はない。
講義期間中に複数回実施する小テスト
授業中に出席者に適宜質問を行い、また自由討論時間を設けるなど、双方向的・多方向的に講義を進める。工学部共通の学生授業評価に加えて、ミッドターム・フィードバックを実施する。
金曜日 16:40~17:40 ※他の曜日・時間での来室を希望する院生・学生は、事前に電子メールで予約すること。