非協力ゲーム理論   Non-cooperative Game Theory

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担当教員
武藤 滋夫 
使用教室
月7-8(W242)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7701
シラバス更新日
2010年3月22日
講義資料更新日
2010年6月24日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

社会経済システムを分析していく上で必要不可欠な非協力ゲーム理論の基礎を,適用例を交えながら数学的に厳密に学ぶ。非協力ゲーム理論的なものの見方や考え方,論理的な思考力を身につけることを目的とする。主な内容は以下の通りである。(1)戦略形ゲーム,戦略の支配,ナッシュ均衡,(2)展開形ゲーム,部分ゲーム完全均衡,(3)繰り返しゲーム,フォーク定理,(4)情報不完備なゲーム,ベイジアン・ナッシュ均衡,完全ベイジアン均衡,(5)社会経済システムへの適用例

講義の目的

非協力ゲーム理論の基礎を数学的に厳密に学ぶことにより,非協力ゲーム理論的なものの見方や考え方,論理的な思考力を身につけることを目的とする。

講義計画

1.ガイダンス,戦略形ゲームI
   -戦略の支配とナッシュ均衡
2.戦略形ゲームII
   -混合戦略とクールノーの複占市場            
3.戦略形ゲームIII
   -ゼロ和ゲームとミニマックス定理
4.戦略形ゲームIV
  -多人数戦略形ゲーム
5.戦略形ゲームV
  -演習
6.展開形ゲームI
  -展開形ゲーム表現とナッシュ均衡
7.展開形ゲームII
  -部分ゲームと部分ゲーム完全均衡
8.展開形ゲームIII
  -チェーンストア・パラドックスとシュタッケルベルクの複占市場
9.展開形ゲームIV
  -繰り返しゲーム
10.展開形ゲームV
  -演習
11.展開形ゲームV
   -演習
12.情報不完備なゲームI
  -ベイジアン均衡
13.情報不完備なゲームII
  -完全ベイジアン均衡
14.情報不完備なゲームIII
   -演習
15.試験

教科書・参考書等

「ゲーム理論入門」(武藤滋夫,日本経済新聞社,2001)

関連科目・履修の条件等

特になし。

成績評価

最終評価は,学期末試験とレポート・小テストを総合して行う。ウェイトは学期末試験60%程度,レポート・小テスト40%程度である。

担当教員の一言

東工大のOCWに講義資料を公開するので,前もってプリントアウトして講義に持参すること。非協力ゲーム理論的なものの見方,考え方,論理的思考力を身につけてもらうために,できるだけ多くの練習問題を解いてもらう。

その他

【授業のホームページ】

http://www.soc.titech.ac.jp/~muto/

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