現代経済の諸問題   Lectures on Modern Economy

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担当教員
安達 貴教 
使用教室
月3-4(四大学講)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7748
シラバス更新日
2009年10月4日
講義資料更新日
2010年2月9日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

 この講義では、産業組織、労働市場、財政、社会保障、金融など、現代経済に関わる諸問題について、ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学の理論を応用した分析の考え方や手法について解説する。

講義の目的

 今年度の本講義においては、現代経済に関わる諸問題のうち、「働く」「雇われる」「雇う」「学ぶ」「暮らす」「生きる」「面倒を見る」などといった人間生活に関わる諸問題、すなわち広義の意味での労働問題の分析手法の基礎を学習する。具体的には、後述の大森(2008)による教科書を中心としつつ、適宜その他の文献で補いながら、応用ミクロ経済学(応用価格理論・応用ゲーム理論)の一分野としての労働経済学の標準的内容の基礎を解説する。

 本講義の狙いとするところは、各学生が、労働問題の分析手法の基礎の学習を通じて、現実・理論・実証の相互連関の視点から、 (労働問題に限らず)自分自身の興味のある、社会や経済の問題を発見、定式化、そして分析する能力を習得するための一助となることである。なお、狭義の経済問題に関心を持つ学生のみならず、時空間問題(都市計画の視点や歴史的視座)、公共システム、環境問題といった社会工学における隣接諸分野に関心のある学生にとっても、分析手法の点(後述の4.実証分析の考え方)から有益な内容になるものとしたい。 

講義計画

添付の「シラバスの補足」を参照せよ。

教科書・参考書等

教科書:大森義明(2008)『労働経済学』日本評論社、3,200円(税別)
本科目履修者は、生協や書店などで、必ず購入すること。

その他、授業で用いる予定の文献は、添付の「シラバスの補足」を参照せよ。

関連科目・履修の条件等

 社会工学科第3学期配当「ミクロ経済学第一」「非協力ゲーム理論」、第4学期配当「ミクロ経済学第二」、第5学期配当「計量経済学入門」で学習するレヴェルのミクロ経済学、非協力ゲーム理論および計量経済学の知識を前提として講義をする。これらの講義を履修済みでなくとも本講義は履修可能であるが、足りない知識は各自で自習したり友人に聞くなどして補ってほしい。

成績評価

1. 学期中の宿題(2~3回ほど)と
2. 期末のレポート報告、または筆記試験
によって評価することを予定しているが、変更する可能性がある。詳細は、追って指示する。

担当教員の一言

 本講義では、簡単な行動モデルの経済学的含意、そして、実証分析の考え方の基礎的理解を目指すことを中心とする。履修と並行して、行動モデルに基づいた理論的分析やデータを使った実証的分析を、どのように適用して現実の問題を考えることができるのかということを意識することによって、4年次での卒業研究をより実りあるものにすることが出来るであろう。

その他

参考:http://www.soc.titech.ac.jp/~adachi/courses2009.htmlに、昨年度の本講義のウェブページ(期末試験の問題・解答例などが置いてある)へのリンクを貼っている。それらのファイルは、追って、こちらからもダウンロード可能にする。

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