日本社会の構造変動(資源や地位の配分パターンの変化)の動態を社会学の理論と方法を土台として総合的ないし相関的に把握することをねらいとする。またそれと同時に,社会構造を計量的に分析するための手法を学んでもらう。
社会成層・社会階級論を中心に分析的・論理的な社会学の考え方、アプローチを身に
つける。
1イントロダクション:社会学と社会階層論
2現代日本の社会構造概説
3階級・階層の古典理論
4現代社会の階級・階層構造①
5現代社会の階級・階層構造②
6社会移動論
7階級と文化
8社会的排除と貧困
9合理的選択理論と階級理論
10数理社会学モデル:マルコフ連鎖と社会移動
11数理社会学モデル:不平等の生成モデル
12グローバリゼーション・個人化・リスク
13社会的正義と公共性の理論
14まとめ
但し、話題の順序や内容を変更する場合がある。
講義中に適宜紹介する。
学期末レポート、講義期間中の小レポート
講義中の質問を歓迎し、討論時間を設けるなどして双方向的な授業を行いたい。