社会における弱者に注目して,その社会と人間についての基本的問題の所在を明らかにし,種々の解決策などについて考察する。本講義においては,開発途上国への非政府組織による経済的社会的援助の問題,難民への援助の問題,地方自治体の国際協力としての先進国及び開発途上国の弱者への援助及び協力の問題,先進国,特に日本における老人医療の問題などに焦点を当てる。
社会における弱者に注目し、その社会と人間についての基本的問題の所在を明らかにし、種々の解決策などについて考察する。本講義においては、開発途上国への非政府組織による経済的社会的援助の問題、難民への援助の問題、地方自治体・民間の国際協力としての先進国及び開発途上国の弱者への援助及び協力の問題、先進国、特に日本における老人医療の問題に焦点を当てる。
1.10/ 7 社会制度と心のメカニズム1-社会的交換理論(渡辺講師)
2.10/14 社会制度と心のメカニズム1-制度を支えるもの(渡辺講師)
3.10/28 休講
4.11/ 4 休講
5.11/11 高齢者のQOLと福祉政策1(内藤講師)*1
6. 11/18 高齢者のQOLと福祉政策2(内藤講師)*1
7. 11/25 家族、仕事、少子高齢化1-ジェンダーの視点から(白波瀬講師)
8. 12/ 2 公衆衛生学から見た社会的弱者(中村講師)
9. 12/ 3 家族、仕事、少子高齢化2-ジェンダーの視点から(白波瀬講師)*2
10. 12/ 9 都市再生と開発金融 (野口講師)*3
11. 1/20 NGOの役割-アフリカ、エイズの現場から1(林講師)*3
12. 1/28 社会を変える高齢者NPO(足立講師)*4
*1 授業時間を、4 時から5時半にします。
*2 講師の都合により、金曜日授業 3時から4時半まで
*3 3時から6時まで二コマ集中
*4 講師の都合により、金曜日授業 、3時から6時まで二コマ集中
各講師より指定される。
参考書等
小浜逸郎「「弱者」とは誰か」PHP新書 中村雄二郎・金子郁容「弱さ」岩波書店
各回講義終了後、出席代わりに、メールでレポート(1000字程度) 提出先を出すこと。提出方法は、下記アドレスから各回終了後1週間以内に各自アップロードすること。初回は、Web上のインストラクションにしたがって、学籍番号、氏名を登録すること。 http://www.soc.titech.ac.jp/~sakano/cgi-bin/report.cgi
経済発展が効率性を重んじ、公平性に対する考慮が軽んじられ、先進国・開発途上国に関わらず、「弱者」に対する考慮が特に重要になっている。種々の開発計画を将来手がけていくであろう社会工学の学生諸君は、「弱者」に対してどのような考慮が必要なのか、真剣に学んでほしい。
講義手法
【授業の進め方】
オムニバス形式で、行う。