西洋建築史   History of Western Architecture

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担当教員
藤岡 洋保 
使用教室
金7-8(M114)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7606
シラバス更新日
2011年10月1日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

西欧(エジプト・ギリシャを含む)の建築の歴史について,各時代・地域が建築に対して抱いていた理想に注目しつつ,講述する。講義期間中に課される2回のレポートをもとに評価する。

講義の目的

西欧(エジプト・ギリシアを含む)の建築の歴史について、各時代・地域が建築に対して抱いていた理想に注目しつつ、講述する。

講義計画

 1.古代エジプト建築
 2.古代ギリシャ建築
 3.古代ローマ建築
 4.初期キリスト教建築
 5.ビザンチン建築
 6.ロマネスク建築
 7.ゴシック建築
 8.ルネサンス建築
 9.バロック建築
 10.歴史主義
   

教科書・参考書等

日本建築学会編『西洋建築史図集』(彰国社)

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

レポート2つ(課題は下記の通り)をもとに評価

テーマ1/今日の目から見た古代建築
概要/古代エジプト建築、ギリシャ建築、ローマ建築の中からひとつを選び、その現代的意味について考える。タイトルは内容にふさわしいものを各自が考えること。
分量/400字5枚程度
〆切/2011年11月14日(月)5:00p.m.
提出先/藤岡研究室(緑が丘3号館2階205号室)

テーマ2/西洋建築史から見た「オリジナリティ」の意味
概要/西洋建築では、古代ギリシャ・ローマ建築が「古典」として尊重されるなど、過去を参照することの中に「オリジナリティ」が見出されてきた。それがこの講義の中心テーマのひとつだが、それを手がかりに「建築におけるオリジナリティとは何か」についての各自の見解を述べる。タイトルは内容にふさわしいものを各自が考えること。
分量/400字5枚程度
〆切/2012年1月23日(月)5:00p.m.
提出先/藤岡研究室(緑が丘3号館2階205号室)

<講義室について>
10月7日(金)の第1回目の講義だけは緑が丘1号館M114で行い、それ以外はM011で行う。

<西洋建築史参考文献(通史)>
・『世界の建築』(全8巻、学研、1982~83)
・スピロ・コストフ/鈴木博之監訳『建築全史』(住まいの図書館出版局、1990)
・『カラー版 西洋建築様式史』……『美術手帳』1994年10月臨時増刊(no.696)
・フレッチャー/飯田喜四郎監訳『フレッチャー/世界建築の歴史』(西村書店、1996)
・西田雅嗣編『ヨーロッパ建築史』(昭和堂、1998)
・鈴木博之編『図説年表/西洋建築の様式』(彰国社、1998)
・『図説世界建築史』(全16巻、本の友社)”History of World Architecture”(Electa Edirice)の翻訳
・桐敷真次郎『西洋建築史』(共立出版、2001)
・Ian Sutton”WESTERN ARCHITETURE”(Thames & Hudson,1999)
・後藤久『西洋住居史』(彰国社、2005)
・深見奈緒子『世界のイスラーム建築』(講談社現代新書、2005)
・吉田鋼市『西洋建築史』(森北出版、2007)

担当教員の一言

西洋建築史が扱う建築は西洋の過去のものなので、日本の学生から見れば遠い存在です。この授業ではそれをノスタルジックに語るのではなく、デザインと与条件(社会的背景や構造技術など)との関連に重視して語りつつ、その現代的意味を考えます。レポート課題の「テーマ2」はそれを各自に問うものです。

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