欧米における近代建築や都市計画について,その背後の思想にも留意しつつ講ずる。講義期間中に課される2回のレポートをもとに評価する。
19世紀、20世紀の欧米の建築や都市計画の歴史を紹介する。 特に形に関して建築家が提案したさまざまなレトリックと社会・思想との関係に焦点をあてて論じる。
1.「近代」という時代
1.1 啓蒙主義 1.2 都市問題の発生 1.3 国民国家という枠組み
1.4 情報量の飛躍的増大
2.建築思想と表現
2.1 ビルディングタイプの多様化への対応 2.2 「新しさ」という価値
2.3 伝統 2.4 相対主義的思考 2.5 建築のあり方への関心
3.都市の形成史
3.1 新しい都市の提案 3.2 集住の形態
4.「近代」という時代のパラドックス
日本建築学会編『近代建築史図集・新訂版』(彰国社)
特になし
レポート2つをもとに評価
現在の都市や建築についての問題意識を持ち、独自の意見を論理的に展開できる学生を高く評価します。