I 土木技術の発展と社会資本整備の過程を通して土木技術の歴史的重要性と今後の方向を講じるとともに,技術者としての判断能力を身につけ,社会的使命を果たすための土木技術者倫理を具体的事例も示しながらわかりやすく講じる。
II 1.土木史 2.土木技術の発展 3.技術者倫理 4.技術者資格 5.土木史・土木技術者・技術者倫理に関わる事例研究
明治期以降の国民生活の質の向上を可能とした土木技術の発展と社会資本整備の過程を通して土木技術の歴史的重要性と今後の方向を講じるとともに、技術者としての判断能力を身につけ、社会的使命を果たすための土木技術者倫理を具体的事例も示しながらわかりやすく講じる。事例においては、学生諸君にも当事者になってもらい、議論を進める。具体的には、(1)明治以前・以降の土木技術を理解できる、(2)土木技術が日本の近代化に果たした役割を理解できる、(3)日本の近代化に尽くした代表的な土木技術者とその業績を理解している、(4)土木学会の技術者倫理を知っている、(5)土木技術者の行動規範を実例を下に知っている。
1. 明治以前の土木史
2. 明治以後の近代土木史
3. 経済社会の発展と社会資本整備
4. 社会資本整備を実現した土木技術の発展
5. 近代土木を支えた技術者像(明治)
6. 近代土木を支えた技術者像(大正、昭和)
7. 土木史に係わる事例研究
8. 技術者倫理の基本
9. 技術者のあるべき姿
10. 社会の中の技術者の役割と使命
11. 土木技術者が遭遇しやすい問題
12. 土木技術者の倫理規定、談合問題と倫理
13. 技術者倫理に係わる事例研究(1)
14. 技術者倫理に関わる事例研究(2)
15. 最終試験
土木学会編(2005):技術は人なり-プロフェッショナルと技術者倫理-、(/丸善)
土を築き木を構えて 日野幹雄著 森北出版
技術倫理、C.ウイットベック著(札野・飯野訳) みすず書房
土木学会編(2003):土木技術者の倫理-事例分析を中心として-,(/丸善)
なし
期末試験80%、事例研究と発表20%を基本とし、総合的に評価する。
文明の発展が土木工学といかに深く関わってきているかを学んでほしい。また、土木技術者の社会的使命とは何か、土木技術者を何をすべきで何をすべきではないかを学んでほしい。技術者倫理は判断のための科学であり、べからず集ではないことを理解して欲しい。参加型の講義であり、学生が自主的に調べ、発表することに重点を置いている。質問は随時メール(kawasima@cv.titech.ac.jp、kusakabe@.cv.titech.ac.jp)で受け付けています。また、川島、日下部ともに 火曜日の10:30-13:00を質問時間としていますので、気軽に来室してください
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http://www.cv.titech.ac.jp/class/objective_ug.html#kyouikumokuhyou(B)
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http://www.cv.titech.ac.jp/class/objective_ug.html#kyouikumokuhyou(I)