環境公共政策論   Theory of Environmental Public Policies

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担当教員
屋井 鉄雄 
使用教室
水1-2(M111)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7531
シラバス更新日
2014年3月18日
講義資料更新日
2014年8月26日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

I 本講義の前半では,社会科学の領域で取り扱われている「社会的ジレンマ」を解説し,「環境ジレンマ」の理論的取り扱いを紹介する。その上で,いくつかの具体例を提示し,環境ジレンマ解消,合意形成のための社会的処方箋を用意する理論的・実践的アプローチを講述する。
II 1. 環境政策と社会心理学 2. 社会的ジレンマ 3. 心理過程の基礎理論 4. 理論仮説と実証分析

講義の目的

地球環境問題から都市・地域開発に伴う環境影響への配慮、新たな都市環境の創造まで、環境に関わる課題が重要性を増している。本講義ではこれらの環境に関わる基本的な政策事項の理解を深め、環境公共政策を体系的に理解することを目標に講義及び演習によって具体的な環境問題を取り上げて各自考察し討論する。
地球環境と都市環境に関わる基本的な政策事項の理解を深め、環境公共政策を体系的に理解する。私の利益と公とがぶつかる環境ディレンマ問題に着目し、その構造を社会心理学アプローチで解説した上で、選好、効用、集団意思決定に関する理論を通じて、ディレンマ論の理解を深め、解消のための方策を多面的に論じる。更に今後の環境公共政策の実現のため、社会が満たすべき仕組みや制度を念頭に、政策決定に至る政策立案の進めかたの理論と実践とを学ぶ。

講義計画

1回:環境政策1:概論、地球温暖化対策と地域計画の方向
第2回:環境政策2:土木事業と地域公共政策 -近年の課題-
第3回:環境政策3:環境公共政策(計画)の全体像
第4回:環境ディレンマ1:公と私の対立を描く基本的構図
第5回:環境ディレンマ2:ディレンマ解消の多面的な方策
第6回:演習1
第7回:選好・効用・集団決定1:選好と効用の考え方の基礎
第8回:選好・効用・集団決定2:効用理論の展開
第9回:選好・効用・集団決定3:社会的決定の理論1 -厚生関数と投票理論-
第10回:選好・効用・集団決定4:社会的決定の理論2 -法哲学アプローチ-
第11回:環境公共政策の実現1:政策・計画決定のプロセス
第12回:環境公共政策の実現2:住民参加とPI
第13回:環境公共政策の実現3:政策・計画策定の実践
第14回:演習2
第15回:演習3

教科書・参考書等

佐伯胖:きめ方の論理、東京大学出版会
安彦一恵編:公共性の哲学を学ぶ人のために、世界思想社
竹村和久:行動意思決定論、日本評論社
依田高典:行動経済学、中公新書
マッテオ・モッテルリーニ:経済は感情で動く、紀伊国屋書店
ウイリアム・パウンドストーン:選挙のパラドックス、青土社
佐々木・金:公共哲学9、地球環境と公共性、東京大学出版会
植田和弘:環境政策の経済学、日本評論社
藤井聡:社会的ジレンマの処方箋、ナカニシヤ出版
森地茂、屋井鉄雄編著:社会資本の未来、日経新聞社
森地茂編著:国土の未来、日経新聞社

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

中間・期末試験(80%)
レポート・グループ発表(20%)

担当教員の一言

参加型講義にしたいと思います

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