土木計画の理論と数理   Theory and Mathematical Methods of Infrastructure Planning

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担当教員
福田 大輔 
使用教室
水1-4(M111)  
単位数
講義:2  演習:1  実験:0
講義コード
7539
シラバス更新日
2013年4月9日
講義資料更新日
2013年7月24日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:3
補足資料

講義概要

土木施設の計画のための計画プロセス・調査・予測・評価等の数理的計画論,並びに,より良い社会をつくるための土木事業を考えるために必要な社会的計画論を体系的に理解させる.

1.土木工学と土木計画
2.数理的計画論(1)最適化理論・ゲーム理論
3.数理的計画論(2)費用便益分析
4.数理的計画論(3)土木計画のための確率・統計
5.社会的計画論の概要

講義の目的

土木施設の整備と運用を通じてより善い社会をつくるためには,事前の検討プロセス・調査・予測・評価等といった諸検討が必要不可欠である(土木計画).本講義では,土木計画のために必要な基礎理論,特に,数理的・統計的計画論について体系的に詳述すると共に,土木計画が生身の人間や社会を対象とすることを念頭に置いた社会的計画論についても概説する.

講義計画

1. 土木と土木工学,土木計画と土木計画学
2. 数理的計画論,計画数理問題の定式化
3. 最適化問題の計算アルゴリズム
4. 数理最適化の適用例
5. ゲーム理論の考え方とその応用
6. 費用便益分析の考え方とその応用
7. 中間試験
8. 確率・統計の基礎,確率分布の概念
9. 統計量とデータの基準化,データの相関性
10. 回帰分析の基礎と応用
11. 統計的推定の基礎と応用
12. 統計的検定の基礎と応用
13. 実験計画と分散分析
14. 社会的計画論の概要
15. 回帰分析と統計的検定に関する計算演習

教科書・参考書等

藤井 聡(著):「土木計画学―公共選択の社会科学」,学芸出版社,2008.
※この書籍の内容について主に講述するが,数理的・統計的計画論の部分については,内容を補強するため,適宜資料をOCWiや講義において配布する.

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

中間試験(40%),期末試験(45%),講義中に行う小テスト(15%)

オフィスアワー

3限までしか講義が行われない日の11:30−12:30は原則空いています.
それ以外の日時に訪問希望の人は事前にメールで約束を取ってください.

その他

関連する学習教育目標(土木・環境工学科)
A
http://www.cv.titech.ac.jp/class/objective_ug.html#kyouikumokuhyou(A)

D
http://www.cv.titech.ac.jp/class/objective_ug.html#kyouikumokuhyou(D)

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