工学と環境 I   Engineering and Environment I

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担当教員
竹村 次朗  朝倉 康夫  屋井 鉄雄  神田 学  盛川 仁  室町 泰徳  鼎 信次郎  福田 大輔  吉村 千洋  灘岡 和夫  二羽 淳一郎 
使用教室
金3-4(H137)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7536
シラバス更新日
2013年4月7日
講義資料更新日
2013年6月16日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:3
補足資料

講義概要

高度な技術社会を築いていく上で工学の果たす役割は,今後さらに重要になると考えられるが,全体としての不都合を十分に考えないまま局所的に最適化をしてしまうという従来の科学技術にありがちな性質をこれからの技術者・研究者は十分に理解しておく必要がある.本講義では,工学の中でも全体としての不都合と技術の関係を比較的理解しやすい例として,環境と土木技術の関係について,以下のような構成で包括的に講述する.

1. 概論,2. 河川・沿岸環境,3. 交通と環境,4. 都市と環境,5. 地震災害と環境

講義の目的

高度な技術社会を築いていく上で工学の果たす役割は,今後さらに重要になると考えられるが,全体としての不都合を十分に考えないまま局所的に最適化をしてしまうという従来の科学技術にありがちな性質をこれからの技術者・研究者は十分に理解しておく必要がある.本講義では,工学の中でも全体としての不都合と技術の関係を比較的理解しやすい例として,環境と土木技術の関係について,包括的に講述する.

講義計画

1. 土木・環境工学概説
2. 環境変化と水災害の変化
3. 閉鎖性水域環境と大規模沿岸開発の影響評価の現状と課題
4. 沿岸浅海生態系の重要性と脆弱性,流域土砂収支と海岸浸食
5. 次世代交通システムと環境
6. 持続可能な国土・都市・交通計画の基本的考え方
7. 自動車交通計画の思想と環境-欧米と日本-
8. 都市のエネルギー消費とサステナビリティ
9. 地球温暖化と都市の温暖化,都市気候緩和に貢献する先端技術
10. 水道システムにおける先端技術と課題
11. 流域水環境保全における下水道システムの役割
12. 廃棄物,地盤の汚染と環境
13. 都市直下地震の脅威
14. 巨大プレート間地震の脅威/地盤から見た地震災害環境
15. 自然災害からの復旧・復興:がれき問題と環境改善

教科書・参考書等

講義資料は各教員が用意する.資料の配布方法は以下の2通りである:1)講義日の2日前の夕方5時までに各教員がOCWiにアップロードした資料を,学生がダウンロード・印刷して持参する,2)教員が講義時に配布する[1)が間に合わない場合のみ].必ず講義前にOCWiを確認し,資料がアップロードされていたら,必ず各自で印刷して持参すること.

関連科目・履修の条件等

特になし.

成績評価

出席25%+レポート75%により評価する.
レポートは,概説を除く4つのセッション(沿岸・河川,交通,都市,防災)ごとレポート課題を出題し,4つの課題のうち最低3課題について提出すること(25%×3).
課題の提出方法は第一回目講義で提示されると共に,OCWiにも掲示される.
すべてのレポートの返却は建設系支援室(緑が丘1号館1階)にて行う.

その他

土木・環境工学科の関連する学習教育目標
B http://www.cv.titech.ac.jp/class/objective_ug.html#kyouikumokuhyou(B)
D http://www.cv.titech.ac.jp/class/objective_ug.html#kyouikumokuhyou(D)

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