外力の作用を受けた静定及び不静定構造物に生ずる力および変形に関する力学の基礎事項についてエネルギー原理を中心に講義する.
構造物が外力の作用を受けて変形するとき、構造物を構成する部材に生ずる力や変位などに関する力学の基礎事項について講義する。前半では対象を静定構造の範囲に置き、後半は不静定構造を対象とする.力のつり合い条件を理解し、部材力、応力を求める能力を養うと同時にエネルギー原理,及びその応用に関する知識を習得することを目的とする。
1.力学の基礎,重ね合わせの原理
2.構造物の部材力,応力 (静定のトラス)
3.構造物の部材力,応力 (静定の骨組,アーチ)
4.エネルギーと仕事,最小ポテンシャルエネルギー
5.仮想仕事の原理
6.カスチリアノの定理
7.相反定理,影響線
8.中間試験
9.静定と不静定,不静定構造物の特徴
10.不静定構造物の解析原理
11.不静定構造物(トラス)の解析
12.不静定構造物(梁,骨組)の解析
13.変位法と応力法
14.極限解析 I
15.極限解析 II
16.試験
Foundamentals of Structural Analysis, 2nd Edition: Harry H. West and Louis F. Geshwindner, John Wiley & Sons, Inc. 2002
構造力学II,松本勝他,丸善株式会社
材料と部材の力学を履修していること.
試験 80%, 宿題20%
関連する学習教育目標
D
http://www.cv.titech.ac.jp/class/objective_ug.html#kyouikumokuhyou(D)