地震工学   Earthquake Engineering

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担当教員
盛川 仁 
使用教室
金3-4(M111)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7531
シラバス更新日
2011年9月20日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

Ⅰ 地震国日本において重要な耐震設計の基礎となる地震動および津波現象について実際の地震被害例をはじめとして現象の理解および耐震設計に必要な基礎的知識を修得させることを目的とする。
Ⅱ (1)地震や津波による被害、(2)地震と波動伝播の物理、(3)1次元の地盤による地震動の増幅、(4)地震動予測、(5)耐震設計法の基礎、(6)津波現象と津波対策

講義の目的

地震国日本において重要な耐震設計の基礎となる地震動および津波現象について実際の地震被害例をはじめとして現象の理解および耐震設計に必要な基礎的知識を修得させることを目的とする。具体的には、(1)地震や津波による被害がどのようなものであったかを理解できる、(2)地震と波動伝播の物理が理解できる、(3)1次元の地盤による地震動の増幅を計算できる、(4)地震動予測のためにどのような手法を用いることができるかを理解できる、(5)耐震設計法の基礎が理解できる、(6)津波がどのような現象であるかを理解したうえでどのような津波対策が有効であるか理解できる。

講義計画

1. 地震による被害の歴史
2. 地震発生の物理
3. 弾性波動論
4. 地震波の伝播
5. 堆積地盤における地震動の増幅(1)
6. 堆積地盤における地震動の増幅(2)
7. 地震動予測(1)
8. 地震動予測(2)
9. 耐震設計の歴史
10. 耐震設計法
11. リアルタイム地震工学
12. 断層変位による地盤変位
13. 津波被害
14. 津波への対策
15. 期末試験

教科書・参考書等

担当教員のオリジナル資料を使用する。

関連科目・履修の条件等

工業数学第一・演習,同第二,構造力学第一,同第二,土質力学第一,同第二

成績評価

期末試験70%を基本とし、残りは講義の際に出される課題等の評価を含めて総合的に評価する。

担当教員の一言

この講義は地震や津波がどのようにして発生し、我々にどのような影響を与えるのかを物理現象として正しく理解することを目的としています。どのような構造物を設計する場合でも、日本では耐震設計を避けて通ることはできませんが、そのためには地震や津波に関する正しい知識が不可欠です。質問は常時メール(ohmachi@enveng.titech.ac.jp、morika@enveng.titech.ac.jp)で受けています。また、必要に応じて対面での質問にも対応しますので、気軽にメールで来室可能な時間を問い合わせてください。

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