水文・河川工学   Hydrology and River Engineering

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担当教員
鼎 信次郎 
使用教室
金1-2(M111)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7509
シラバス更新日
2010年9月20日
講義資料更新日
2010年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

I 熱・水収支の基本的考え方と水文素過程(降雨・蒸発散・流出)など水文学の基礎を学び,さらに,流域の水管理のあり方を治水,利水,環境の面から総合的に講述し,河川工学の基礎を修得する。
II 1.水循環の素過程 2.洪水流出解析 3.都市化と水循環 4.治水計画 5.利水計画 6.河川環境計画

講義の目的

地表面における水収支や水文素過程、水文統計など河川工学に関わる水文学の基礎について学ばせると共に、自然の一部でありながら社会的存在でもある現代河川の特性を講述し、河川工学の基礎を修得させる。
1,地表面における水収支、水文統計、水文素過程の数理物理的基礎について説明出来る。
2,基本的な流出モデルを自ら組み立てることができる。
3,河川工学における治水、利水の在り方を日本の社会構造の枠組みとの関連で理解できる。
4,環境の側面から水文・水資源および河川工学を理解できる。

講義計画

1. 溢れることを許容する治水!?
2. 基本高水と計画高水
3. 伝統的な流出モデル
4. その作成
5. 水文統計・確率水文
6. 基本高水計算の実例
7. 分布型流出モデルに必要な物理プロセス
8. 中間テスト
9. 河川管理・水資源・水利用1(吉野川、早明浦ダムを例として)
10. 河川管理・水資源・水利用2(石狩川を例として)
11. 都市の水循環
12. Climate Changeと水文・河川工学1
13. Climate Changeと水文・河川工学2
14. 外国の河川、世界の水問題

教科書・参考書等

講義初回に参考書を紹介する。

関連科目・履修の条件等

水理学第一と第二、水環境計画と深く関連する。

成績評価

中間レポート・中間テスト・最終レポート(合計で約45%)、日々の小レポート・小テスト(合計で約55%)

担当教員の一言

2010年度は金曜の午前最初の時間に変わりました。10/1朝からスタートです。

その他

関連する学習教育目標
E
http://www.cv.titech.ac.jp/class/objective_ug.html#kyouikumokuhyou(E)

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