構造力学第一   Structural Mechanics I

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担当教員
川島 一彦 
使用教室
金5-6(M111)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7503
シラバス更新日
2009年1月22日
講義資料更新日
2009年1月22日
学期
後期  /  推奨学期:-
補足資料

講義概要

I 静定のはり,トラス,ラーメン,アーチを対象として,力のつりあい,静定条件,反力,断面力,応力,たわみ等の外力の作用を受けた構造物に生ずる力および変形に関する力学の基礎事項を講義する。
II 1.断面1次,2次モーメント 2.力のつりあいと静定条件 3.静定はりに生じる応力 4.静定はりの変形 5.エネルギー法による解析 6.静定トラス 7.静定ラーメン 8.静定アーチ

講義の目的

構造物の材料および部材に関する力学の基礎について講義する.構造系の科目のみならず,土質力学や水理学などの力学系科目の基礎となる科目である.
1. 応力,ひずみ,変位の関係を理解し,説明することができる.
2. 軸力,ねじり,曲げ,せん断を受ける部材内の応力分布を理解し,説明することができる.
3. 応力の変換を理解し,主応力を求めることができる.
4. 後半の英語による講義により,力学に関する英語の専門用語に慣れる..

講義計画

1. 講義のねらい,応力の概念
2. 応力とひずみ - 軸方向荷重の場合
3. 一般的な応力とひずみの関係
4. 丸棒のねじり
5. 純曲げを受ける弾性部材の応力と変形
6. 純曲げに関連する話題 - 組み合わせ材料; 弾塑性; 残留応力
7. 非対称曲げを受ける部材の応力
8. せん断力と曲げモーメント - はりの種類; せん断力と曲げモーメント;
荷重,せん断力,曲げモーメントの関係.

9. せん断力と曲げモーメント - せん断力図と曲げモーメント図
10. はり内部のせん断応力 - はり内部のせん断応力の決定
11. はり内部のせん断応力 - 様々なはり内部のせん断応力
12. 応力とひずみ - 平面応力; 主応力と最大せん断応力
13. 応力とひずみ - 平面応力に対するモールの応力円
14. 応力とひずみ - 球形ならびに円筒形圧力容器(2軸応力)
15. 最終試験

教科書・参考書等

Mechanics of Materials: F. P. Beer and E. R. Jonston Jr.著 McGrawHil
Vector Mechanics for Engineers : F. P. Beer and E. R. Jonston Jr.著 McGrawHill

成績評価

宿題および小テスト20%、最終テスト80%

担当教員の一言

教養の物理と専門における力学系科目の橋渡しをする基礎的な科目である.木曜日の昼休みを質問時間とします.質問があれば来室してくださいまた,随時メール(shirose@cv.titech.ac.jp)でも質問を受け付けます.

その他

関連する学習教育目標
D
http://www.cv.titech.ac.jp/class/objective_ug.html#kyouikumokuhyou(D)

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