構造力学第一   Structural Mechanics I

文字サイズ 

担当教員
川島 一彦 
使用教室
木3-3  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7503
シラバス更新日
2005年9月30日
講義資料更新日
2005年9月30日
学期
後期  /  推奨学期:-
補足資料

講義概要

I  静定のはり,トラス,ラーメン,アーチを対象として,力のつりあい,静定条件,反力,断面力,応力,たわみ等の外力の作用を受けた構造物に生ずる力および変形に関する力学の基礎事項を講義する。
II  1.断面1次,2次モーメント 2.力のつりあいと静定条件 3.静定はりに生じる応力 4.静定はりの変形 5.エネルギー法による解析 6.静定トラス 7.静定ラーメン 8.静定アーチ

講義の目的

はり、トラス、平面骨組構造などの構造物が外力の作用を受けて変形するとき、構造物を構成する部材に生ずる力や変位などに関する構造力学の基礎事項を講義する。構造力学第一では対象を静定構造の範囲に置き、カのつり合い条件を理解し、反力、部材力、部材断面内などを柔軟に求める能力を養うと同時にひずみエネルギーに関する原理や定理など、より高度な構造解析に関する知識を習得することを目的とする。

講義計画

1.カのつり合い、境界条件、反力、はり、静定・不静定、断面1次、2次モーメント
2.静定ばりに生じる断面力、曲げモーメント、せん断力、軸力
3.影響線.はりに生じる応力度(曲げ応力、せん断応力)
4.荷重が与えられた場合の静定はりに生じる断面力、応力の算出
5.静定ばりの変形、たわみ
6.はりに生じるたわみ、つり合い方程式、2階常微分方程式による解析
7.4階常微分方程式による解析
8.弾性荷重法
9.ポテンシャルエネルギー、コンプリメンタリ仕事
10.仮想仕事の原理
11.カスチリアノの第1、第2定理
12.静定トラスの解析
13.静定ラーメンの解析
14.静定アーチの解析
15.荷重が与えられた後の構造解析の流れ

教科書・参考書等

担当教官が作成したオリジナル資料を使用する。

関連科目・履修の条件等

業数学演習第一、第二,構造力学第一、第二,土質力学第一、第二

成績評価

期末試験70%、授業中の演習、宿題30%を基本とし、総合的に評価する。

担当教員の一言

構造力学第一は、全ての土木構造物の構造解析、構造設計の基礎となる学問分野である。

このページのトップへ