電力工学 I   Electric Power Engineering I

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担当教員
七原 俊也 
使用教室
金7-8(S423)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7140
シラバス更新日
2015年10月1日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

本講義では,現代社会の基盤を支えている電気エネルギーについて,その伝送技術の基礎について講義を行います。具体的な講義項目は,電力システムの等価回路,単位法,電力円線図,故障計算法,同期安定度などの考え方です。

講義の目的

本講義を履修することによって,電力システムで電力がどのように送られているかを理解することを到達目標とします。また,電力システム事故時における電力システムの挙動の基礎について理解することを目的とします。

講義計画

01.電力系統の概要
02.三相交流回路と三相電力
03.電力システムの等価回路
04.変圧器,送電線のモデル化
05.同期発電機(電力系統の観点から)
06.単位法
07.電力の伝送特性,電力円線図
08.無効電力と電圧調整
09.対称座標法
10.電力系統の故障計算
11.中性点接地方式
12.同期安定度(1)
13.同期安定度(2)
14.電力系統の保護と遮断現象
15.配電

教科書・参考書等

【教科書】 大久保仁:「電力システム工学」(オーム社)
【参考書】 林泉:「電力系統」(昭晃堂),安岡康一:「電力工学」(オーム社)

関連科目・履修の条件等

電気回路,電気機器(変圧器,同期機)などについての基礎学力が必要

成績評価

中間に行う理解度確認試験・期末試験による。
中間に行う理解度確認試験50%,期末試験50%

担当教員の一言

現代社会の基盤を支えている電力系統について基本的な知識を教授することを目的としている本講義は,主として古典的な内容から構成されますが,電気工学を専攻する者とって不可欠な知識を提供します。

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