電磁気学II a   Electricity and Magnetism II

文字サイズ 

担当教員
廣川 二郎 
使用教室
金3-5(S221)  
単位数
講義:2  演習:1  実験:0
講義コード
7118
シラバス更新日
2015年9月24日
講義資料更新日
2015年9月16日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

Ⅰ 電磁気学Ⅰに続き,電磁誘導の法則,磁界のエネルギーを学ぶ.これらの知識の上で電磁気と力の関係を理解し,最終的にマクスウェルの方程式と電磁界の基本的枠組みを学ぶ.

Ⅱ 電流,磁束密度,ベクトルポテンシャル,磁気モーメント,磁化と磁性体,磁気回路,インダクタンス,磁界のエネルギー,電磁誘導の法則,ローレンツ力,仮想変位の方法,マクスウェルの応力,変位電流,マクスウェル方程式,電磁波など.

講義の目的

電磁気学Ⅱでは,電磁気学Ⅰに続き,電磁誘導の法則,磁界のエネルギーを学ぶ.
これらの知識の上で電磁気と力の関係を理解し,最終的にマクスウェルの方程式と電磁界の基本的枠組みを学ぶ.

講義計画

01. イントロダクション,電流に働く力,ビオサバールの法則(7.1-7.3)
02. アンペアの法則(7.4)
03. 磁束密度の基本方程式,ベクトルポテンシャル(7.5-7.6)
04. ベクトルポテンシャル,磁束(7.6-7.7)
05. 磁性体,磁化と磁界(8.1-8.2)
06. 演習
07. 境界条件(8.3)
08. 磁気回路(8.4)
09. 電磁誘導(9.1)
10. インダクタンス(9.2),磁気エネルギー(10.1-10.2)
11. 復習
12. 中間試験
13. 磁気による仕事とエネルギー(10.3)
14. 変位電流(11.1)ー波動方程式(11.3)
15. 平面波(11.3-11.4)

教科書・参考書等

教科書:浅田雅洋,平野拓一,『電磁気学』,電子情報工学ニューコース1,培風館
参考書:末松安晴著,電磁気学,共立出版,1973
飯島泰蔵著,理論電磁気学,朝倉書店,1987(絶版?)
後藤尚久著,電磁気学がわかる本,オーム社,2010
後藤尚久著,わかりやすい電波と情報伝送,オーム社,2009
石井望著,要点がわかる電磁気学,コロナ社,2009

関連科目・履修の条件等

関連科目:物理学B,通信伝送工学,波動工学,電気電子材料など.
履修条件:電磁気学Ⅰを履修していること.

成績評価

中間試験,期末試験,演習・出席による.
配点は,中間試験:約40%,期末試験:約40%,演習・出席:約20%

担当教員の一言

電磁気学は電気電子系の幅広い学問分野の基礎をなしています.
電磁気学Ⅱでは電気と磁気の関係を明らかにし,マクスウェル方程式の理解に到達することを目標とします.
電磁気学は体系的な深い理解が実際の問題を解くための基礎となります.講義と演習の相乗的な活用を勧めます.

このページのトップへ