線形回路   Linear Circuit Theory

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担当教員
山田 明  岡田 健一 
使用教室
火3-5(S221)  
単位数
講義:2  演習:1  実験:0
講義コード
7101
シラバス更新日
2015年4月16日
講義資料更新日
2015年4月16日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

I 直流回路からスタートして,これを拡張した交流理論の基本を学習する。この講義により,受動素子を用いた交流回路の諸特性が計算できるようになる。
II 直流回路,受動回路素子,正弦波と複素数,インピーダンスとアドミタンス,電力,変成器,共振回路,回路方程式,2端子対パラメータ,回路の諸定理。

講義の目的

直流回路からスタートして,これを拡張した交流理論の基本を学習する。
この講義により,受動素子を用いた交流回路の諸特性が計算できるようになる。

講義計画

01. 直流回路 (キルヒホッフの法則)
02. 直流回路 (重ね合わせの理、テブナンの定理)
03. 受動回路素子 (抵抗、キャパシタ、インダクタ、双対性、受動素子の交流特性)
04. 受動回路素子 (受動素子の交流特性)
05.正弦波と複素数 (複素数、複素表示、フェーザ表示
06. インピーダンスとアドミタンス (インピーダンスとアドミタンス、リアクタンスとサセプタンス、イミタンスとベクトル図)
07. インピーダンスとアドミタンスの残り
08. 電力 (交流電力と実効値、実効電力、皮相電力、無効電力、力率、デシベル)
09. 理解度確認
10. 変成器 (変成器、二巻線変成器、変成器の等価回路、理想変成器)
11. 共振回路1 (無損失共振回路、損失を含む共振回路、Q値、共振特性)
12. 回路方程式 (節点と閉路、閉路方程式、節点方程式、種々の2端子対パラメータ)
13. 回路の諸定理 (双対性、等価電源の定理、補償定理、最大電力伝送定理)
14. 三相交流(三相交流,Y-Δ変換,三相電源)
15. 三相交流の残り

教科書・参考書等

教科書:電気学会大学講座 回路理論基礎(柳沢 健著, オーム社)

関連科目・履修の条件等

【推奨事前履修科目】
線形代数学第一,電気電子基礎学

成績評価

演習と試験による。配点は,演習 20点,試験80点。

担当教員の一言

抵抗,キャパシタ(コンデンサ),インダクタ(コイル)を用いた回路の諸特性について学習します。
これらは,電気電子工学の最も基本的な素子です。
単に回路の特性が計算できるだけではなく,演習等を活用して,回路というもののイメージを作り上げるようにして下さい。

その他

演習問題の提出のためレポート用紙等を持参。

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