高電圧工学   High Voltage Engineering

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担当教員
安岡 康一 
使用教室
金5-6(S222)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7152
シラバス更新日
2014年10月2日
講義資料更新日
2014年10月2日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

Ⅰ 気体放電の基礎,液体および固体中の導電・絶縁特性などについて学び,電力機器やエレクロニクス機器に必須な高電圧・高電界技術を講義する.
Ⅱ 気体の絶縁破壊と放電の発生,電磁界中での荷電粒子の運動,液体および固体の電気伝導と絶縁破壊,高電圧発生機器の動作原理,高電界・大電流の計測技術,応用など.

講義の目的

電気・電子機器の動作を保証する絶縁技術について,高電界作用により現れる荷電粒子の挙動に遡って理解する.また,絶縁劣化機構を理解し,絶縁劣化の評価方法や,そのための高電圧試験機器,高電圧・大電流測定技術を学ぶとともに,最新の高電圧技術について知見を広める.

講義計画

01. 講義の予定と進め方,第1章:高電圧工学と産業応用
02. LTSpiceによる回路計算
03. 第2章:気体の絶縁破壊とプラズマの発生
04. 第2章:気体の絶縁破壊とプラズマの発生
05. 第3章:高電圧大電流発生方式
06. 第3章:高電圧大電流発生方式
07. 第4章:電力用高電圧機器
08. 東芝浜川崎工場見学
09. 中間試験(第7回までの範囲,試験時間60分),解説
10. 第4章:電力用高電圧機器
11. 第5章:液体,固体の絶縁破壊
12. 第6章:高電圧大電流の測定と試験方法
13. 第6章:高電圧大電流の測定と試験方法
14. 第7章:新しい高電圧技術と応用
15. 第7章:新しい高電圧技術と応用

教科書・参考書等

教科書:指定しない,講義資料を適宜OCWiに掲載
参考書:小崎正光 『高電圧・絶縁工学』オーム社
      花岡良一 『高電圧工学』 森北出版
      河村達雄 『高電圧工学』 電気学会

関連科目・履修の条件等

電磁気学Ⅰ・Ⅱ,電気電子計測,電力工学Ⅰ・Ⅱ,電力エネルギー変換工学

成績評価

演習(20点),中間試験・期末試験(各40点,ともに60分)による.
追試は教務課提示例に該当する場合にのみ実施を検討する.

担当教員の一言

高電圧技術は電力機器だけでなくすべての電子機器の動作を支えています。さらに環境改善機器としても幅広く使われ,他に置き換えることができない重要な工学分野です.

その他

この講義ではHandbookにより演習を行い,LTspiceを使って回路計算します.

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