線形回路   Linear Circuit Theory

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担当教員
山田 明  岡田 健一 
使用教室
火3-5(S221)  
単位数
講義:2  演習:1  実験:0
講義コード
7101
シラバス更新日
2014年3月26日
講義資料更新日
2014年3月18日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

I 直流回路からスタートして,これを拡張した交流理論の基本を学習する。この講義により,受動素子を用いた交流回路の諸特性が計算できるようになる。
II 直流回路,受動回路素子,正弦波と複素数,インピーダンスとアドミタンス,電力,変成器,共振回路,回路方程式,2端子対パラメータ,回路の諸定理。

講義の目的

直流回路からスタートして,これを拡張した交流理論の基本を学習する。
この講義により,受動素子を用いた交流回路の諸特性が計算できるようになる。

講義計画

01. 直流回路 (キルヒホッフの法則)
02. 直流回路 (重ね合わせの理、テブナンの定理)
03. 受動回路素子 (抵抗、キャパシタ、インダクタ、受動素子の交流特性)
04. 正弦波と複素数 (複素数、正弦波の複素表示、フェーザ表示、電圧・電流の複素表示)
05. 複素数、インピーダンスとアドミタンス (インピーダンスとアドミタンス、リアクタンスとサセプタンス)
06. インピーダンスとアドミタンス (イミタンスとベクトル図)
07. 電力 (交流電力と実効値、実効電力、皮相電力、無効電力、力率、デシベル)
08. 中間試験 (出題範囲:1-7回の講義範囲)
09. 変成器 (変成器、二巻線変成器、変成器の等価回路、理想変成器)
10. 共振回路1 (無損失共振回路)
11. 共振回路2 (損失を含む共振回路、Q値、共振特性)
12. 回路方程式 (節点と閉路、閉路方程式、節点方程式、種々の2端子対パラメータ)
13. 回路の諸定理 (双対性、等価電源の定理、補償定理、最大電力伝送定理)
14. 三相交流1(三相交流,Y-Δ変換,三相電源)
15. 三相交流2(対称三相回路,三相電力の測定)

教科書・参考書等

教科書:電気学会大学講座 回路理論基礎(柳沢 健著, オーム社)

関連科目・履修の条件等

【推奨事前履修科目】
線形代数学第一,電気電子基礎学

成績評価

演習と試験による。配点は,演習 20点,中間試験と期末試験で合計80点。

担当教員の一言

抵抗,キャパシタ(コンデンサ),インダクタ(コイル)を用いた回路の諸特性について学習します。
これらは,電気電子工学の最も基本的な素子です。
単に回路の特性が計算できるだけではなく,演習等を活用して,回路というもののイメージを作り上げるようにして下さい。

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