高電圧工学   High Voltage Engineering

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担当教員
安岡 康一 
使用教室
金5-6(S222)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7152
シラバス更新日
2013年9月28日
講義資料更新日
2013年10月4日
アクセス指標
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

Ⅰ 気体放電の基礎,液体および固体中の導電・絶縁特性などについて学び,電力機器やエレクロニクス機器に必須な高電圧・高電界技術を講義する.
Ⅱ 気体の絶縁破壊と放電の発生,電磁界中での荷電粒子の運動,液体および固体の電気伝導と絶縁破壊,高電圧発生機器の動作原理,高電界・大電流の計測技術,応用など.

講義の目的

電気・電子機器の動作を保証する絶縁技術について,高電界作用により現れる荷電粒子の挙動に遡って理解する.また,絶縁劣化機構を理解し,絶縁劣化の評価方法や,そのための高電圧試験機器,高電圧・大電流測定技術を学ぶとともに,最新の高電圧技術について知見を広める.

講義計画

01. 講義予定,高電圧と静電界(教科書第1章,第2章)
02. 気体の絶縁破壊(第3章)
03. 気体放電と液体の絶縁破壊(第3章)
04. 固体と複合体の絶縁破壊(第3章)
05. 高電圧機器の絶縁(第5章)
06. (株)東芝京浜事業所見学(レポート1,500字程度)※11月15日講義開始時提出。
07. 保護機器と絶縁強調(第5章)
08. 【中間試験】
09. 絶縁劣化の機構(第4章)
10. 絶縁評価方法(第4章)
11. 高電圧・大電流発生装置(第6章)
12. 高電圧測定(第6章)
13. 大電流測定(第6章)
14. 電界分布と数値計算(第2章)
15. 高電圧産業応用機器(第5章)

教科書・参考書等

教科書:小崎正光 『高電圧・絶縁工学』オーム社
参考書:花岡良一 『高電圧工学』 森北出版,河村達雄 『高電圧工学』 電気学会

関連科目・履修の条件等

電磁気学Ⅰ・Ⅱ,電気電子計測,電力工学Ⅰ・Ⅱ,電力エネルギー変換工学

成績評価

中間試験(40点),レポート(10点)と期末試験(50点)による.

担当教員の一言

高電圧技術は電力機器だけでなくすべての電子機器の動作を支えています。さらに環境改善機器としても幅広く使われ,他に置き換えることができない重要な工学分野です.

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