アルゴリズムとプログラミング  b   Algorithms and Programming

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担当教員
宮本 智之 
使用教室
木1-2(S422)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7114
シラバス更新日
2012年3月28日
講義資料更新日
2012年3月26日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

Ⅰ コンピュータに指示するための言葉をプログラミング言語といい,指示内容を記述することをプログラミングと呼ぶ.
プログラミングを行うためには,情報を処理する方法としてのアルゴリズムを学ぶ必要がある.
オブジェクト指向プログラミン言語である Java を題材としてプログラミングの基礎を身につけるとともに,数値解析の基礎的なアルゴリズムに習熟する.

Ⅱ 情報処理・プログラミング言語の役割,オブジェクト指向プログラミング,変数,演算,制御構造(条件分岐,繰り返し),クラスとインスタンス,配列と行列計算,配列と各種ソートアルゴリズム,カプセル化,クラスの継承,ポリモーフィズム、数値計算のアルゴリズム.

講義の目的

コンピュータは,現代の情報処理に欠かすことができないものです.そのコンピュータに何をするか指示するための言葉がプログラミング言語であり,指示内容を記述することをプログラミングと呼びます.そして,プログラミングを行なうためには,情報を格納する方法としてデータ構造を,格納した情報を処理する方法としてアルゴリズムを学ぶ必要があります.
本講義の目的は,プログラミングパラダイムの主流となっているオブジェクト指向プログラミング言語Javaを用いて,アルゴリズムやプログラミングの基礎を身につけるとともに,コンピュータと電気電子工学との深いかかわりについて学びます.

講義計画

01. イントロダクション
02. 変数・演算
03. 条件分岐と繰り返し
04. クラスとインスタンス・コンストラクタ
05. 配列
06. 数値計算1―連立方程式
07. 中間試験
08. ソーティング
09. インスタンス変数・クラス変数
10. 数値計算2-非線形方程式、微分積分
11. 数値計算3-最小二乗法
12. 数値計算4-常微分方程式
13. 数値計算5-偏微分方程式
14. オブジェクト指向
15. 総合演習

教科書・参考書等

[教科書]
渡辺正裕 (2010) 『プログラミング概論』 培風館

[参考書等]
池田成樹 (2005) 『やさしいJava入門』 (改訂版) カットシステム
河西朝雄 (2001) 『Javaによるはじめてのアルゴリズム入門』 技術評論社
Java開発環境 <http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html/>

関連科目・履修の条件等

・プログラミング実習:再履修の場合を除き同時に履修すること.このため,他学科の履修は認めません.
・コンピュータサイエンス入門

成績評価

アルゴリズムとプログラミングに関する基礎知識を,中間試験(40点),期末試験(40点)および授業中の小テスト(20点)によって評価します.

担当教員の一言

人間の知恵や技は言葉によって蓄積され,現在の文明を築いてきました.そして情報技術革命の真っ只中にある現代においては,知恵や技はコンピュータプログラムに貯えられるようになってきています.
電気電子工学の粋を集めてコンピュータは創られ,また逆に,コンピュータの助けを借りて新しい技術と学問が日々生み出されています.コンピュータを自らの頭脳の一部として活用するためのスキルを磨いていきましょう.

連絡先(メール、電話番号)

E-mail: tmiyamot@pi.titech.ac.jp

オフィスアワー

質問は随時受けつけます.
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