解析学(電気電子) b   Analysis for Electrical and Electronic Engineers

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担当教員
廣川 二郎 
使用教室
木3-5(S222)  
単位数
講義:2  演習:1  実験:0
講義コード
7106
シラバス更新日
2011年3月23日
講義資料更新日
2011年3月23日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

Ⅰ 電気・電子・情報・通信工学において,物理現象の解析に用いられる複素関数の基礎と微積分,留数の定理,常微分方程式,偏微分方程式を学習する.

Ⅱ 複素関数の基礎,微分,正則関数,コーシー・リーマンの関係式,積分,コーシーの定理,コーシーの積分公式,グルサの定理,留数定理,1階・2階常微分方程式,偏微分方程式など.

講義の目的

電気・電子・情報・通信工学において必要となる基本的な数学手法について学ぶ.
特に,物理現象の解析に用いられる複素関数,留数の定理,微分方程式,偏微分方程式を学習する.

講義計画

01. 複素数,オイラーの公式(第1章)
02. 複素関数(第2章)
03. 複素関数の微分,正則関数,コーシー・リーマンの関係式(第3章)
04. 調和関数(第3章),複素関数の積分(第4章)
05. コーシーの定理,コーシーの積分公式(第4章),ベキ級数とテイラー展開(第5章)
06. ローラン展開,特異点(第5章),留数定理,複素積分による実関数の積分(第6章)
07. 【中間試験】(出題範囲:第6回講義まで)
08. 1階常微分方程式:変数分離形,同次形,階数の引き下げ,線形(第3章)
09. 1階線形微分方程式と回路解析(RC,RL)(プリント)
10. 2階斉次線形微分方程式:基本解と一般解,ロンスキアン(第3章)合同授業
11. 2階非斉次線形微分方程式:定数変化法(第4章)合同授業
12. 2階線形微分方程式と機械振動・回路解析(RLC)(第4章,プリント)
13. 級数による解法,ベッセルの微分方程式(第5章)
14. 連立微分方程式(プリント),偏微分方程式(熱伝導方程式,拡散方程式,ラプラス方程式,波動方程式)(第7章,プリント)
15. まとめ,【期末試験】(出題範囲:第8回講義以降)

*ただし,( )内は対応する教科書の章またはプリントの配布を意味する.

教科書・参考書等

[教科書]
前半:安岡康一・植之原裕行・宮本智之 『理工系のための解く!複素解析』 石井彰三監修,講談社
後半:水本哲弥 『理工系のための解く!微分方程式』 石井彰三監修,講談社

[参考書等]
内藤喜之 『電気・電子基礎数学』 電気学会

関連科目・履修の条件等

関連科目:電磁気学を始め電気電子工学科科目全般

成績評価

演習と試験による.
配点は,演習30点,中間試験30点,期末試験40点

オフィスアワー

第1回講義にて連絡する.

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