I 伝えたい内容を相手に正しく理解してもらうために,技術者・科学者として必要な日本語でレポート・論文を書く力,発表・表現する力を身につける。英語と比較しながら,日本語でまとめるとき特に注意すべき点も学ぶ。
II 発表形態と特徴,研究発表と倫理,論文・発表の構成,論文執筆と文章,概要の書き方,図表の作成,スライドとポスターの作成,論文・特許情報の検索,研究発表,英語による論文と口頭発表。
技術者として必要な,日本語による文書作成能力,日本語による発表能力を身につける。
4月卒業研究配属後に開講する。
[前半の講義] 4回
1. 技術論文の書き方
実験レポートと学位論文の違い
技術論文の構成
技術論文の文体・文章
学術用語
論文概要のまとめ方
2. 科学・技術者の順守すべき基本的なルール・倫理
盗作・無断引用
データねつ造
独断的中傷
[研究室指導] 90分×8回程度
学士論文研究・発表を想定して,次の内容を中心に,研究室で実習を行う。
指導は,学士論文研究の指導教員が担当する。
1. 図表の作成(2回)
研究室でよく使う典型的な図表を例題として,実際に作成させる。
(凡例,軸目盛りの取り方,軸ラベル,図表キャプションなど)
2. 文献調査・特許調査(2回)
東工大図書館の Online Journal へのアクセスを実習させ,あるテーマに沿った論文を幾つか download させる。
3. 研究発表(4回)
口頭発表(研究構想をまとめてpptスライドを作成し発表する)
ポスター発表(ポスターを作成する場合の注意点など)
木下是雄 (1981) 『理科系の作文技術』 (中公新書) 中央公論社
研究室に配属し,学士論文研究を始めていること。
講義受講と研究室指導の状況で成績を評価する。
【達成レベル】
日本語による学術論文の作成や発表ができる。