I コンピュータに指示するための言葉をプログラミング言語といい,指示内容を記述することをプログラミングと呼ぶ。プログラミングを行うためには,情報を処理する方法としてのアルゴリズムを学ぶ必要がある。オブジェクト指向プログラミン言語であるJavaに基づき,アルゴリズムやプログラミングの基礎を身につける。
II 情報処理・プログラミング言語の役割,情報システムの基礎,オブジェクト指向プログラミング,変数,演算,制御構造(条件分岐,繰り返し),クラスとインスタンス,配列と行列計算,配列と各種ソートアルゴリズム,各種ソートのプログラミング,クラスの継承,ポリモーフィズム。
コンピュータは,現代の情報処理に欠かすことができないものです。そのコンピュータに何をするか指示するための言葉がプログラミング言語であり,指示内容を記述することをプログラミングと呼びます。そして,プログラミングを行なうためには,情報を格納する方法としてデータ構造を,格納した情報を処理する方法としてアルゴリズムを学ぶ必要があります。
本講義の目的は,プログラミングパラダイムの主流となっているオブジェクト指向プログラミング言語Javaを用いて,アルゴリズムやプログラミングの基礎を身につけるとともに,コンピュータと電気電子工学との深いかかわりについて学びます。
01. 情報処理とプログラミング言語
02. オブジェクト指向プログラミング
03. 変数
04. 演算
05. 制御構造(条件分岐,繰り返し)
06. クラスとインスタンス
07. 配列と行列計算
08. 中間試験
09. 配列と各種ソートアルゴリズム
10. 各種ソートのプログラミング
11. クラスの継承
12. 科学技術数値計算とプログラミング
13. 演習のまとめ
教科書:池田成樹 (2005) 『やさしいJava入門』 (改訂版) カットシステム
参考書等
河西朝雄 (2001) 『Javaによるはじめてのアルゴリズム入門』 技術評論社
<http://java.sun.com/>
推奨:コンピュータサイエンス入門
アルゴリズムとプログラミングに関する基礎知識を,中間試験,期末試験および授業中の小テストによって評価します。
人間の知恵や技は言葉によって蓄積され,現在の文明を築いてきました。そして情報技術革命の真っ只中にある現代においては,知恵や技はコンピュータプログラムに貯えられるようになってきています。電気電子工学の粋を集めてコンピュータは創られ,また逆に,コンピュータの助けを借りて新しい技術と学問が日々生み出されています。コンピュータを自らの頭脳の一部として活用するためのスキルを磨いていきましょう。
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