I 電子計算機による情報処理技術を身に付けることは,情報系以外の技術者にも必須である。本講義では,情報処理プラットフォームとしてMATLABを利用し,前半はプログラム言語としてのMATLABに焦点を当て,その使用法の基本を学び,後半はアルゴリズムおよびデータ構造の基礎に関して,実習を交えて理解する。(数値計算に触れる)
II (1) MATLABとその仲間たち (2) プログラムの作成と実行方法 (3) データと型 (4) 演算子と式 (5) 制御構造 (6) 組み込み関数と入出力 (7) 関数Mファイル (8) 再帰的アルゴリズム (9) 探索 (10) スタックとキュー (11) ソート,リスト,木構造
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コンピュータは, 現代の情報処理に欠かすことができないものです. そのコンピュータに何をするか指示するための言葉がプログラミング言語であり, 指示内容を記述することをプログラミングと呼びます. そして, プログラミングを行なうためには, 情報を格納する方法としてデータ構造を, 格納した情報を処理する方法としてアルゴリズムを学ぶ必要があります.
本講義の目的は, プログラミングパラダイムの主流となっているオブジェクト指向プログラミン言語であるJavaに基づき, アルゴリズムやプログラミングの基礎を身につけることです.
1.情報処理・プログラミング言語の役割
2.情報システムの基礎
3.オブジェクト指向プログラミング
4.変数
5.演算
6.制御構造(条件分岐, 繰り返し)
7.クラスとインスタンス
8.配列と行列計算
9.中間試験
10.配列と各種ソートアルゴリズム
11.各種ソートのプログラミング
12.クラスの継承
13.ポリモーフィズム
14.演習のまとめ
・教科書:池田成樹「やさしいJava入門」(改訂版), カットシステム, 2005年
・参考書:河西朝雄「Javaによるはじめてのアルゴリズム入門」, 技術評論社,2001年
・http://java.sun.com/
推奨:コンピュータサイエンス入門
アルゴリズムとプログラミングに関する基礎知識を, 中間試験, 期末試験および授業中の小テストによって評価します.
人間の知恵や技は言葉によって蓄積され, 現在の文明を築いてきました. しかしながら自然言語は曖昧であり, 知恵や技を正確に記述することは困難です. そのため, 知恵や技をプログラムに貯えるようになってきています. プログラム化されれば, 誰でもすぐに利用することができます. Googleの検索にかからないものは存在しないも同じと言われるように, プログラム化されていない知恵は存在しないも同じという時代はすぐそこです.
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