線形回路(O)   

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担当教員
山田 明 
使用教室
火3-5  
単位数
講義:2  演習:1  実験:0
講義コード
7102
シラバス更新日
2006年12月26日
講義資料更新日
2006年12月26日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:-

講義概要

主として,線形回路網の基本的性質,定常応答の解析方法を修得し,これを自由に駆使できるようにすることを目的とする。1.回路網の基本的法則 2.回路微分方程式 3.複素表示(記号演算の基礎とインピーダンス,アドミタンス) 4.簡単な回路網 5.一般線形回路網解析など

講義の目的

直流回路からスタートして、これを拡張した交流理論の基本を学習する。この講義により、受動素子を用いた交流回路の諸特性が計算できるようになる。

講義計画

1.直流回路(キルヒホッフの法則、重ね合わせの理、テブナンの定理)
2.受動回路素子(抵抗、キャパシタ、インダクタ、双対性、受動素子の交流特性)
3.正弦波と複素数(複素数、正弦波の複素表示、フェーザ表示、電圧・電流の複素表示)
4.インピーダンスとアドミタンス
 (インピーダンスとアドミタンス、リアクタンスとサセプタンス、イミタンスとベクトル図)
5.電力(交流電力と実効値、実効電力、皮相電力、無効電力、力率、デシベル)
6.変成器(変成器、二巻線変成器、変成器の等価回路、理想変成器)
7.共振回路(無損失共振回路、損失を含む共振回路、Q値、共振特性)
8.中間試験
9.回路方程式(節点と閉路、閉路方程式、節点方程式、種々の2端子対パラメータ)
10.2端子対パラメータ(2端子対パラメータの相互変換、相互接続、動作量)
11.回路の諸定理(双対性、逆回路と定抵抗回路、等価電源の定理)
12.回路の諸定理(補償定理、最大電力伝送定理)
13.三相交流(三相交流、Y-Δ変換、対称三相回路)

教科書・参考書等

教科書:電気学会大学講座 回路理論基礎 (柳沢 健著、オーム社)

関連科目・履修の条件等

なし

成績評価

演習と試験による。配点は、演習20点、中間試験40点、期末試験40点。

担当教員の一言

抵抗、キャパシタ(コンデンサ)、インダクタ(コイル)を用いた回路の諸特性について学習します。これらは、電気電子工学の最も基本的な素子です。単に回路の特性が計算できるだけではなく、演習等を活用して、回路というもののイメージを作り上げるようにして下さい。

その他

【オフィスアワー】
メールにてアポイントメントを取って下さい。適宜、相談に応じます。
メールアドレス:yamada@solid.pe.titech.ac.jp

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