信号処理   Signal Processing

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担当教員
府川 和彦 
使用教室
月3-4(S321)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7255
シラバス更新日
2013年3月21日
講義資料更新日
2013年3月21日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

I 信号処理の基礎理論について,離散時間信号と離散時間システムの時間領域と周波数領域での取り扱いをはじめ,標本化定理の理論的骨格や,ディジタルフィルタの設計,構成,実現等を述べる。
フーリエ変換とラプラス変換を履修していることが望ましい。
II 離散時間信号とシステム,離散フーリエ変換,標本化,ディジタルフィルタ,適応処理,シグナルプロセッサ,など。

講義の目的

信号処理の基礎理論について,離散時間信号と離散時間システムの時間領域と周波数領域での取り扱いをはじめ,標本化定理等の理論的骨格や,ディジタルフィルタの設計,構成,実現等を述べる.また,マルチメディアの構成要素であるデータ伝送,音声,並びに画像に関して,信号処理技術の応用例についても述べる.

講義計画

1. 離散時間信号と離散時間システム
2. 離散フーリエ変換と高速フーリエ変換
3. 標本化,エイリアス,再構成
4. 間引き,補間等のマルチレート処理
5. FIRディジタルフィルタの構造と設計
6. IIRディジタルフィルタの構造と設計
7. 適応フィルタ
8. 有限語長の影響:まるめ雑音,リミットサイクル,感度
9. 信号処理アルゴリズムの実現法:シグナルプロセッサ
10. 多次元信号処理
11. データ伝送における信号処理,データモデム
12. 音声信号処理
13. 図形・画像信号処理,画像変換と画質改善
14. 図形・画像処理システムの構成とその応用

教科書・参考書等

・なし(授業用資料を配布)


参考書等
・よくわかる信号処理,浜田 望著,オーム社,1995 
・ディジタル信号処理の基礎,辻井 重男 監修,電子情報通信学会,1988

関連科目・履修の条件等

フーリエ変換とラプラス変換 (3学期,○,2-0-0)
関数解析学 (5学期,●,2-0-0),ディジタル通信 (5学期,◇,2-0-0),情報認識 (6学期,☆,2-0-0),情報実験第四 (6学期,◎,0-0-3)
情報通信理論(大学院:集積システム),信号処理特論(大学院:集積システム),多次元情報処理(大学院:集積システム)

成績評価

中間試験,期末試験により評価する.

担当教員の一言

多くの分野に適用されているディジタル信号処理についてその基礎的な概念を解説します.授業の内容をマスターすれば高度な信号処理技術を容易に理解できるようになるでしょう.

その他

関連サイト
TOKYO TECH OCW
http://www.ocw.titech.ac.jp/index.php?module=General&action=T0300&GakubuCD=101&GakkaCD=53&KougiCD=7255&lang=JA


知識ユニット
* 離散時間信号
* 離散時間システム
* 離散フーリエ変換
* 標本化,間引き,補間
* ディジタルフィルタ
* 適応処理
* シグナルプロセッサ
* 多次元信号処理
* データモデム
* 音声信号処理
* 図形・画像信号処理
* 画像変換,画質改善
* 図形・画像処理システム

試験問題・略解の公開
掲示版に掲示

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