感覚知覚システム   Sensation and Perception Systems

文字サイズ 

担当教員
金子 寛彦  内川 惠二 
使用教室
金7-8(S222)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7252
シラバス更新日
2011年11月18日
講義資料更新日
2011年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

I 人間の感覚知覚についての基礎知識を学ぶとともに,感覚の定量化法や感覚データ処理法を修得する。さらに,視覚の時空間特性や色覚などの視覚機能特性を理解する。
II 感覚器,閾値測定,感覚統計処理,感度関数,時空間周波数特性,色空間,空間知覚。

講義の目的

人間にとって有効で親近感のある情報処理・通信・表示技術の開発に不可欠な人間の感覚知覚についての基礎知識を述べるとともに,感覚の定量化法や感覚処理のメカニズムを解説する.さらに,ヒューマン情報処理などの人間を中心とした情報工学の基礎について講義する.

講義計画

1. 講義の概要,感覚情報とは
2. 感覚系の基礎-視覚系
3. 感覚系の基礎-聴覚系
4. 変化を知覚するメカニズム
5. 感覚系の脳内メカニズム
6. 空間知覚の基礎
7. 中間試験
8. 色覚の基礎
9. 色の見えと認識
10. 運動視
11. 3次元奥行き知覚
12. 注意と意識
13. 視覚と行動

教科書・参考書等

参考書等
・色覚のメカニズム,内川惠二著,朝倉書店,1998
・視覚情報処理ハンドブック,日本視覚学会編,朝倉書店,2000
・Basic Vision, R. Snowden, P. Thompson, T. Troscianko, Oxford Univ. Press, 2006
・講座 感覚・知覚の科学1, 2, 3, 4,内川惠二総編集,朝倉 書店,2007

関連科目・履修の条件等

フーリエ変換とラプラス変換 (3学期,○,2-0-0),確率と統計 (3学期,○,2-0-0)
感覚システム基礎論(大学院:物理情報システム),視覚情報処理機構(大学院:物理情報システム),コンピュータグラフィックス(大学院:計算工学)

成績評価

主に試験と講義毎の小問題により評価する.

担当教員の一言

この講義ではヒューマンインフォメーションという分野の中で人間の感覚系が外界の情報にどのように接しているのか,その情報から外界をどのように認識し,行動しているのかについて述べる.これからの人間にやさしい情報社会を構築する上で大切な知識を学ぶ.

その他

関連サイト
http://www.uchikawa.ip.titech.ac.jp/
http://www.kaneko.ip.titech.ac.jp/


TOKYO TECH OCW
http://www.ocw.titech.ac.jp/index.php?module=General&action=T0300&GakubuCD=101&GakkaCD=53&KougiCD=7252&lang=JA


知識ユニット
* 感覚器
* 感覚計測
* 視覚系と聴覚系
* 色覚
* 色の認識
* 運動視と行動
* 奥行き知覚
* 注意と意識


試験問題・略解の公開
OCWにて公開

このページのトップへ