I 情報基礎学で学んだ基礎概念を基に,情報工学に関するより高度の概念や理論の基礎について講ずる。
II 再帰的関数,チューリング機械,λ算法,計算可能性の理論に関する初等的取り扱い。
計算の原理,計算モデルを様々な角度から述べ,“計算”の本質を講義していく.
1. チューリング機械への導入(計算モデルとして)
2. チューリング機械によるプログラミング
3. 多テープ・チューリング機械
4. チューリング機械による計算可能性,計算不可能性
5. 帰納的関数への導入(計算モデルとして)
6. 帰納的関数によるプログラミング
7. 中間試験
8. ゲーデル数によるコード化
9. 帰納的関数による計算可能性,計算不可能性
10. ラムダ-計算への導入
11. ラムダ-式によるプログラミング
・計算論入門,渡辺 治,米崎 直樹 著,日本評論社,1996
参考書等
・計算論 --- 計算可能性とラムダ計算 ---,高橋 正子 著,近代科学社,1991
・計算可能性入門,小林 孝次郎 著,近代科学社, 1980
情報基礎学 (2学期,○,2-0-0)
情報実験第一 (3学期,◎,0-0-2),プログラミング第一 (3学期,○,2-0-0),プログラミング第二 (4学期,○,2-0-0),数理論理学 (4学期,○,2-1-0),オートマトンと言語 (4学期,○,2-1-0),離散構造とアルゴリズム (5学期,○,2-1-0)
演習,中間試験,期末試験により評価する.
関連サイト
(Eクラス) TOKYO TECH OCW
http://www.ocw.titech.ac.jp/index.php?module=General&action=T0300&GakubuCD=101&GakkaCD=53&KougiCD=7209&lang=JA
(Oクラス) TOKYO TECH OCW
http://www.ocw.titech.ac.jp/index.php?module=General&action=T0300&GakubuCD=101&GakkaCD=53&KougiCD=7210&lang=JA
知識ユニット
* 計算モデル(帰納的関数,ラムダ-計算,チューリング機械)
* 計算の原理(計算可能性)
試験問題・略解の公開
試験終了後に直接配布