フーリエ変換とラプラス変換 O   Fourier and Laplace Transforms

文字サイズ 

担当教員
山岡 克式 
使用教室
木3-4(W621)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7202
シラバス更新日
2009年8月4日
講義資料更新日
2009年8月4日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

I 情報工学科の学生を対象とし,信号とシステムの解析に必要な数学的基礎知識について講義する。
II 複素関数論に関する基本的な項目について学んだ後,基本的な信号解析手法(フーリエ級数展開,フーリエ変換,ラプラス変換)とそれらの応用について述べる。

講義の目的

複素関数論と基本的な信号解析手法(フーリエ解析,ラプラス変換)について講義する.

講義計画

1. 複素数:四則演算,オイラーの公式
2. 複素関数:連続性,微分可能性,正則関数
3. 正則関数と複素積分:コーシーの積分定理・公式
4. テーラー展開とローラン展開
5. 留数の定理と定積分への応用
6. フーリエ級数とその性質1:周期関数とフーリエ級数展開,収束条件
7. フーリエ級数とその性質2:ギブスの現象,パーセバルの等式,フーリエ 級数の一般化
8. フーリエ変換とその性質1:フーリエ変換の導出,パーセバルの等式,畳み 込み積分定理
9. ラプラス変換とその性質
10. ラプラス変換による線形微分方程式の求解

教科書・参考書等

・応用解析学の基礎,坂和 正敏 著,森北出版,1988,1751 円

参考書等
・電気電子基礎数学,内藤 喜之 著,電気学会,1980
・複素数 30 講,志賀 浩二 著,朝倉書店,1989
・改訂 関数論,州之内 治男,猪股 清二,サイエンス社,1992
・Fourier-Laplace 解析,木村 英紀 著,岩波書店,1993
・フーリエ解析,大石 進一 著,岩波書店,1989

関連科目・履修の条件等

微分積分学第一,微分積分学第二B,線形代数学第一, 線形代数学第二B
関数解析学 (5学期,●,2-0-0),信号処理 (5学期,◇,2-0-0),ディジタル通信 (5学期,◇,2-0-0),線形電子回路 (6学期,◇,2-0-0),感覚知覚システム (6学期,◇,2-0-0)
情報通信理論(大学院:集積システム)

成績評価

(Eクラス) 中間試験と期末試験,及び課題レポートによって評価する.
(Oクラス) 中間試験及び期末試験のみにより評価する.

その他

関連サイト
(Eクラス) TOKYO TECH OCW
http://www.ocw.titech.ac.jp/index.php?module=General&action=T0300&GakubuCD=101&GakkaCD=53&KougiCD=7201&lang=JA

(Oクラス) TOKYO TECH OCW
http://www.ocw.titech.ac.jp/index.php?module=General&action=T0300&GakubuCD=101&GakkaCD=53&KougiCD=7202&lang=JA



知識ユニット
* 複素関数論
* 線形システム
* フーリエ解析
* ラプラス変換


試験問題・略解の公開
(Eクラス) 試験終了後に直接配布
(Oクラス) 試験終了後に直接配布

このページのトップへ