確率と統計(O)   

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担当教員
杉山 将 
使用教室
金3-4  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
7204
シラバス更新日
2006年10月18日
講義資料更新日
2014年2月15日
アクセス指標
学期
前期  /  推奨学期:-

講義概要

Ⅰ  確率と統計の基礎を講義する。とくに情報工学においてよく利用される確率や統計の手法の原理を理解し,各種計算法の修得をめざす。

Ⅱ  確率論の諸概念(条件付き確率,期待値,分散),組合せ論的確率,確率分布,確率の法則,確率過程,統計・検定など。

講義の目的

確率と統計の基礎を講義する.とくに情報工学においてよく利用される確率や統計の手法の原理を理解し,各種計算法の習得をめざす.

講義計画

1. なぜ確率論が情報学において中心的な役割を果たすのか
2. 確率空間
3. 確率変数
4. 分布関数と密度関数
5. 期待値
6. 確率変数の収束(確率収束など)
7. 中間試験
8. 不等式(Jensen の不等式など)
9. 法則収束と特性関数
10. 中心極限定理
11. 統計的推測
12. 統計的検定
13. 情報システムの設計
14. 情報システムの実現
15. 予備

教科書・参考書等

【教科書】
(Eクラス) 確率と統計-情報学への架橋-、渡辺澄夫・村田昇、コロナ社,2005年
(Oクラス) 統計学入門 東京大学教養部統計学教室編,東京大学出版会,1991年
【参考書】
(Eクラス) 学習システムの理論と実現、渡辺澄夫編、森北出版、2004年
(Oクラス) 確率と統計-情報学への架橋-、渡辺澄夫・村田昇、コロナ社,2005年
    学習システムの理論と実現、渡辺澄夫編、森北出版、2004年

成績評価

中間試験,期末試験により評価する.

担当教員の一言

情報学において、確率論は重要な役割を果たしています。「そもそも、得られたデータから、何がどれだけわかるか?」「目的とする情報システムを作るには、どのような情報をどのように集めて、どのように処理すればよいのか?」これらの問題を考えるには確率論が必要です。また、アルゴリズム論、情報符号理論、情報学習理論、複雑さの問題など、現代の情報工学において最も急激に進展している分野においては、確率論なしに研究を行なうことはできません。

その他

【知識ユニット】
* 確率論の諸概念(条件付き確率,期待値,分散)
* 組合せ論的確率
* 確率分布(二項分布,ポアッソン分布,正規分布)
* 確率の法則(マルコフの不等式,チェビシェフの不等式,収束定理)
* 統計,検定
【関連科目】
情報認識 (6学期,☆,2-0-0),通信理論 (4学期,●,2-0-0)
パターン情報処理(大学院),データ解析特論(大学院),アルゴリズム特論(大学院)
【試験問題・略解の公開】
試験終了後に配布またはWWWにて公開

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