工学材料の変形挙動および強度は数理的に表現することができる。その材料を安全に構造物要素・機械部品として利用するため、どのように弾塑性体が変形するか、どのように材料特性に基づいて強度を計算するか、弾塑性力学を理解する必要がある。本授業により、弾性理論と塑性理論の基礎を修得し、数学的解析法について学ぶ。
工学材料の変形挙動および強度は数理的に表現することができる。その材料を安全に構造物要素・機械部品として利用するため、どのように弾塑性体が変形するか、どのように材料特性に基づいて強度を計算するか、弾塑性力学を理解する必要がある。本授業により、弾性理論と塑性理論の基礎を修得し、数学的解析法について学ぶ。
(1)応力・不変量
(2)座標変換
(3)ひずみ・適合条件
(4)平衡・境界条件
(5)構成式
(6)応力関数・平面問題
(7)重要な弾性問題
(8)エネルギー法
(9)部材の弾塑性解析
(10)はりの弾塑性解析
(11)ねじりの弾塑性解析
(12)硬化弾塑性
(13)降伏条件
(14)塑性変形
(15)復習
石川博將(著)「弾性と塑性の力学」, 養賢堂発行1999
吉田総仁(著)「弾塑性力学の基礎」, 共立出版 1997
工業力学第一,第二を履修していることが望ましい。
期末試験,演習レポート
機械・構造システム設計に応用することができるために,材料に生じる弾塑性変形の力学挙動を理解させる。弾塑性現象の物理と、取り扱う方程式、構成式とその解析方法について講義する。
pthira@gsic.titech.ac.jp