材料工学の応用を無機・金属、有機・高分子、生物材料について講述する。
材料工学Ⅰで修得した基礎を発展させることで材料工学の応用について理解する。無機・金属、有機・高分子、生物材料の応用について従来より問題になっている点、それをどのように解決しているのかについて学ぶ。また、最新のインテリジェントマテリアルについても理解を深める。
1. 無機材料(セラミクス)
2. 金属材料(鉄鋼)
3. 複合材料(コンクリート、鉄筋コンクリート、FRP)
4. 力学的性質一般
5. 高分子材料の基礎
6. 高分子化合物の合成と物性
7. 汎用高分子材料
8. 用途から見た高分子材料
9. 材料合成と分解の担い手としての生物
10. 広く普及している生物材料
11. 石油を代替するバイオリファイナリー
12. 物質を認識するスマートマテリアル
13. 生物材料製造の新プロセス
14. 微生物による材料の劣化
15. 医療材料から再生医療へ
工業材料-エンジニアリングからバイオテクノロジーまで- 大即信明・中崎清彦編著 朝倉書店(2013)
材料工学Ⅰを履修しておくことが望ましい。
中間試験、期末試験および各講義中における演習により総合的に評価する。
教科書は国際開発工学科の教員の編著となっている。分かりやすく工夫されているので予習を十分にして講義に臨むこと。