エンジニアは,複雑なシステムの概略計画,システムを構成する種々の要素の設計条件,などを決定しなければならない。ここでは,まずシステムに関するプロジェクト全体を扱うシステム工学におけるシステム構築,合成の位置づけについて概説し,ついで代表的なシステムの例として生産プロセスなどの概略構築,合成を扱う。
複雑なシステムの概略構築,合成について学ぶ。
1 0. 授業概要,1. システムとシステム工学の概要
2 2. システム開発の流れ
3 3. 問題解決の手順
4 3. 問題解決の手順
5 4. 生産プロセス開発の流れ
6 5. 生産プロセスの創出
7 6. 生産プロセス合成における経験則
8 演習
9 7. 反応器ネットワークの合成
10 8. 分離操作の連結
11 演習
12 9. エネルギー統合
13 10. 物質統合
14 演習
教科書:
特に定めない。適宜用意した資料を利用して授業を進める。
参考書:
- 佐々木正文, 「基礎システム工学 新訂版」, 共立出版(株) (1976)
- 室津ら, 「システム工学 第2版」, 森北出版(株) (2007)
- Warren D. Seiderら, “Product and Process Design Principles: Synthesis,
Analysis and Evaluation (3rd Edition),” Wiley (2008)
など
- 特に履修の条件はないが,線形システム論(山下先生),操作論(江頭),などを受講しておくことが好ましい。
- 後の,国際開発コロキウムの一部に関連する。
おおむね,学期末試験70 %, 演習20 %, 出席状況10 %。