現代の技術者にとって,電子計算機による情報処理の技術を身に付けることは,研究開発,設計,データの収集・解析を行うために必須である。本講義は,計算機を自由に操ることができるようになるために,国際開発工学者が身につけなくてはいけない計算機リテラシーおよびスキルを学ぶことである。具体的には,計算機システムの概要,オブジェクト指向プログラミング,Javaプログラミングの文法,およびJavaを使いソートなどの具体的なアルゴリズムに関して学習する。
情報処理に関して,計算機ハードウエア,アルゴリズムの基礎とJava言語を用いたプログラミングに関して講義する。プログラミングに関しては,オブジェクト指向プログラミングを理解し,変数,演算子,制御構造,メソッドなどを使って,自由にプログラミングができるようになることが目的である.
OCWは非常に使いにくいため,下記URLにより講義ノート,過去の試験問題などを公開していますので,受講する学生は必ずチェックしてください。
http://www.ide.titech.ac.jp/~yamasita/JG/
1. 情報処理・プログラミング言語の役割
2. 情報システムの基礎
3. オブジェクト指向プログラミング
4. 変数
5. 演算
6. 制御構造(条件分岐,繰り返し)
7. クラスとインスタンス
8. 関数とその応用
9. 中間試験
10. 配列とその応用(行列計算)
11. 配列とその応用(ソート)
12. クラスの継承
13. ポリモーフィズム
14. 演習のまとめ
教科書
池田成樹:「やさしいJava入門」,カットシステム,2004
参考書
河西朝雄:「Javaによるはじめてのアルゴリズム入門」,技術評論社, 2001
コンピュータリテラシー
中間試験,期末試験,レポートなどにより評価する。
人間の知恵や技は言葉によって蓄積され, 現在の文明を築いてきました. しかしながら自然言語は曖昧であり, 知恵や技を正確に記述することは困難です。そのため, 知恵や技をプログラムに貯えるようになってきています。プログラム化されれば, 誰でもすぐに利用することができます. Googleの検索にかからないものは存在しないも同じと言われるように, プログラム化されていない知恵は存在しないも同じという時代はすぐそこです。