インダストリアル・エンジニアリング   Industrial Engineering

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担当教員
伊藤 謙治  青木 洋貴  顧 秀珠 
使用教室
金5-8(西9-311)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:1.5
講義コード
6807
シラバス更新日
2014年4月21日
講義資料更新日
2014年3月28日
学期
前期  /  推奨学期:3

講義概要

本科目は,F.W.Taylorが近代的経営工学の始祖として科学的管理法(Scientmc Management)と呼ばれる考え方, そしてそれ以降今日までに開発されてきたインダストリアル・エンジニアリング(IE)と称される技法を,さらに今日的なさまざまな種類の作業や業務にも適用できるように,“Modern IE as Work Analysis for Various Applications"として,その考え方,方法論,手法を講義,実験を通じて習得するものである.
ここで行われる講義・実験は,(1)人間作業の分析と設計(伝統的IE技法)に関わる内容,(2)「工程・システムの分析・設計」(IEの組織的応用),および(3)「多様化に適応する作業分析」(IEの現代的適用)に関わる3つのパートからなる.

講義の目的

本科目は,F.W.Taylorが近代的経営工学の始祖として科学的管理法(Scientmc Management)と呼ばれる考え方, そしてそれ以降今日までに開発されてきたインダストリアル・エンジニアリング(IE)と称される技法を,さらに今日的なさまざまな種類の作業や業務にも適用できるように,“Modern IE as Work Analysis for Various Applications"として,その考え方,方法論,手法を講義,実験を通じて習得することを目的としている.

講義計画

『第1部 人間作業の分析と設計』
1. 4/11 ガイダンス, IE 概論(IE の考え方と現代的適応に向けて)
2. 4/18 標準時間の設定
      - 直接時間観測, フィルム分析(VTR) -
3. 4/25 PTS 法
      - MTM, MOST, MODAPTS, その他 -
4. 5/2 作業分析-動作分析
      - サーブリッグ, 微細動作分析 -
5. 5/9 作業改善と継続的改善活動
      - 動作経済の原則, 作業改善の実施, 標準資料法 -
6. 5/23 習熟性工学
      - 習熟モデルと利用法 -
7. 5/30 ワークサンプリング
      - ワークサンプリングの計画, 予備調査, 本調査 -

『第2部 工程・システムの分析・設計』
8. 6/6 工程分析
      - 工程図記号 -
9. 6/13 工程編成
      - ライン・バランシング -
10. 6/20 工場レイアウト
      - SLP -

『第3部 多様化に適応する作業分析技法』
11. 6/27 タスク分析の概要とデータ獲得技法
      - 作業安全データ, Critical Incident Technique -
12. 7/4 認知作業のタスク分析
      - プロトコル分析 -
13. 7/11 タスク記述技法とHTA (Hierachical Task Analysis)
      - 図表・ネットワーク図, リンク分析, OSD -
14. 7/18 タスク評価技法
      - Event tree & Fault tree -
15. 7/25 全体評価と(ハンド)シミュレーション
      - 生産設備の設定と評価を例に -

教科書・参考書等

講義・実験ではプリントを配布する。

参考書等
[1]秋庭雅夫著『インダストリアル・エンジニアリング』日科技連出版,1978 年.

関連科目・履修の条件等

【推奨科目】
一般的な数学、統計の知識を身につけていることが望ましい。

成績評価

(1) レポートについて
   ・グループで実験を行っても, レポートは原則として個人で提出.
   ・レポートは原則として次週の授業開始時に提出
   ・原則として遅延レポートは受け付けない
(2) クイズについて
   ・講義の内容に関連したクイズを毎回講義終了時に実施
   ・翌週の講義開始時に前回のクイズの解説
(3) 成績・単位について
   ・期末試験は行わない.
   ・レポート点60%, 出席点+クイズ40%.
   ・遅刻は出席の半分(いかなる理由にかかわらず, 名前を呼んだときにいなければ遅刻、講義が終わった後に来たら実験に参加しても欠席)

担当教員の一言

実際に自分で手を動かしながら、同時に頭も動かし、IEの考え方を学んでください。

その他

学科目標への貢献
学科目標への貢献
(合計 100%)
社会的責任の自覚 10%
構造化・モデル化 20%
分析・評価・解 50%
現実への適用・実装 20%
対外的発信 %
継続的サイクル %

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