人間工学   Ergonomics

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担当教員
伊藤 謙治  青木 洋貴 
使用教室
金5-8(西9-311)  
単位数
講義:1  演習:0  実験:1.5
講義コード
6823
シラバス更新日
2011年11月2日
講義資料更新日
2011年11月30日
学期
後期  /  推奨学期:6

講義概要

人間工学と総称される内容のうち特に,人間の知覚機能,精神機能,認知機能に重点がおかれた作業や行動を行なうときの人間的な側面について焦点を当てる。すなわち,このような作業を行なうときの基礎となる人間の処理特性,そしてそのような作業で用いられるマン-マシン・インタフェースや作業環境の設計・改善,あるいはこれらの分析・評価を行なう際の基礎となる内容について,講義とともに,実験を通してこれらに関する知識を習得する。本講では,人間工学一般に対する概要を講義した後,上記の内容に関する基礎的な知識,技能の習得を目的とし,具体的には以下の3つの部分に分かれている。まず第一に,認知作業あるいはマン-マシン・システムを操作する主体である人間の処理特性・メカニズムを,特に視覚情報処理・認知過程を中心に理解する。第二に,ヒューマン・エラーやワークロードなど,作業システム構築の目標となる項目,ポイントについて基礎的な事項を習得する。最後に,実際のコンピュータ・インタフェース,および作業環境を設計するときの方法,ガイドラインなどを実例に交えて解説するとともに,実際にそのうちのいくつかについて,実験により確認する。

講義の目的

人間工学と総称される内容のうち、特に、人間の知覚機能、精神機能、認知機能に重点が置かれた作業や、行動を行なうときの人間的な側面について焦点を当てる。すなわち、このような作業を行なうときの基礎となる人間の処理特性、そして、そのような作業で用いられるマン-マシン・インタフェースや作業環境の設計・改善、あるいはこれらの分析・評価を行なう際の基礎となる内容について、講義ともに、実験を通してこれらに関する知識を習得する。

講義計画

【講義の概要】
・本科目は、本講では、人間工学一般に対する概要を講義した後、上記の内容に関する基礎的な知識、技能の習得を目的とし、具体的には以下の2つの部分に分かれている。
・人間工学の応用対象として実際のコンピュータ・インタフェース、および作業環境を設計するときの方法、ガイドラインなどを実例を交えて解説するとともに、実験により確認する。
・本科目の前半で習得した技術、考え方を総合的に利用して、人間工学的な使いやすいマンマシン・システムの設計、開発に関わる実験的な課題研究を行う。

【講義の形式】
講義した内容を、前半は主として個人ごとに、後半はグループで実験を行う。毎週の実験についてレポートを提出する。

【講義計画】
★第1回
10/7 「ガイダンス, 概論」
★第2回
10/14 「人間工学の方法と人体計測」
★第3回
10/18「タスク分析と観察」
★第4回
10/28「アンケート/インタビュー調査」
★第5回
11/4 「眼球運動解析」
★第6回
11/11「感覚系と知覚」
★第7回
11/18「人間の記憶」
★第8回
11/25「マン_マシン・システム」
★第9回
12/2 「ヒューマン・エラー」
★第10回
12/9 「リスクマネジメントとHRA」
★第11回
12/16「ユーザビリティ・エンジニアリング(1)」
★第12回
1/6  「ユーザビリティ・エンジニアリング(2)」
★第13回
1/20 「ユーザビリティ・エンジニアリング(3)」
★第14回
1/27 「ユーザビリティ・エンジニアリング(4)」

教科書・参考書等

講義・実験ではプリントを配布する。
プリント No.1~12

参考書等
[1]伊藤謙治著『高度成熟社会の人間工学』日科技連出版、1997 年

関連科目・履修の条件等

【推奨科目】
インダストリアル・エンジニアリング、工業心理学。

成績評価

出席点(ウェイト:約40%)・レポート点(約60%)

その他

学科目標への貢献
学科目標への貢献
(合計 100%)
社会的責任の自覚 10%
構造化・モデル化 30%
分析・評価・解 40%
現実への適用・実装 20%
対外的発信 %
継続的サイクル %

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