システム思考   Systems Thinking

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担当教員
飯島 淳一 
使用教室
木7-8(西9-201)  
単位数
講義:2  演習:0  実験:0
講義コード
6814
シラバス更新日
2010年3月22日
講義資料更新日
2010年3月22日
学期
前期  /  推奨学期:5

講義概要

I ビジネスを含む様々な対象に対するシステム論的アプローチを理解するための,ものの見方や様々な概念について講義する。
II 「システム」というものの見方,システムとモデル,システムの分類,ハードシステムアプローチ,ソフトシステムアプローチ,構造同型,状態表現,目標追求システム表現,書換え系表現,帰納的構成表現

講義の目的

「要素が互いに関連しあって一つの全体をなしているもの」としてのシステムに対する,様々な見方を学び,それらの見方を表現するための技法を身につける。

講義計画

【講義の概要】
・ はじめに科学的思考との関係で,システムという考え方の特徴について述べ,次に構造に注目した同型性の捉え方について述べる。
・ さらに、システム論という横断的な分野に不可欠である論理的な思考について述べる。
・ その後,システムと環境の関係,システムの静的な構造の表現,動的な構造の表現,構成要素とその結合に注目した表現,処理としての表現,意思決定者を内在するものとしての表現,など様々な側面からのシステムの表現について述べる。

【講義の形式】
講義を中心とするが,20 分に1 度程度のQ&A タイムを設ける。予告なしにラスト10minutesテストを実施する。

【講義計画】
回 月日 講義内容 課題
第1 回 4月10 日(木) 1. オリエンテーション
第2 回 4月17 日(木) 2.システム思考とは
第3 回 4月24 日(木) 3. 創発性
第4 回 5月1 日(木) 4. 構造同型性
第5 回 5月15 日(木) 5. 論証の構造
第6 回 5月22 日(木) 6. 議論の構造
第7 回 5月29 日(木) 7. ビジネスダイナミクス
第8 回 6月5 日(木) 8.離散系の状態表現
第9 回 6月12 日(木) 9. アクセプタ表現
第10 回 6月19 日(木) 10. 形式言語と有限オートマトン
第11 回 6月26 日(木) 11. 帰納的構成表現とチューリング機械
第12 回 7月10 日(木) 12. 目標追求システム表現
第13 回 7月17 日(木) 試験
第14 回

教科書・参考書等

参考書等
[1] 高原康彦,飯島淳一著,『システム理論』,共立出版,1990 年.
[2] 高原康彦,『システムの基礎』,日刊工業新聞社,1992 年.

関連科目・履修の条件等

【推奨科目】
集合論,解析学,離散数学の基礎(数理工学第一,第二程度)

成績評価

出席,ラスト10minutes テストを40%,期末試験60%で評価する。

その他

学科目標への貢献
学科目標への貢献
問題の構造化,モデル化 50%
代替案の作成と求解 50%

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