確率モデル   Stochastic Model

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担当教員
飯田 哲夫  田中 研太郎 
使用教室
月7-8(W935)  
単位数
講義:1  演習:1  実験:0
講義コード
6804
シラバス更新日
2010年9月20日
講義資料更新日
2010年9月20日
学期
後期  /  推奨学期:4

講義概要

I 経営の実態分析,意思決定などの問題においては,不確定な現象に対処する必要がある。このような不確実性を伴う現象を適格に記述し対処するための基礎を与えることを目的とする。
II 確率の考え方,確率変数と確率分布,統計量の分布,確率過程。

講義の目的

経営の実態分析、意思決定問題においては不確定な現象に対処する必要がある。このような不確実性を伴う現象を把握するための基礎を与えることを目標とする。3年次での「統計工学」、「モデル化とOR」、「品質管理」、「数理ファイナンス」の基礎となる。

講義計画

【講義の概要】
不確実性を伴う現象を客観的に記述し、合理的に対処するには、確率モデルの利用が不可欠である。はじめに、既に高校で学んでいる確率に関する計算の仕方をもとに、公理論的確率を導入し、確率変数や確率分布などの数学的定式化を行う。次に、様々な自然現象や社会現象に見られる不確実現象がどのような確率モデルで記述できるかを詳細に議論する。確率変数の和や差などの線形結合、あるいは最小値や最大値の分布が現実にどのように使われているかについても十分説明する。

【講義の形式】
講義と毎回演習課題を与える。講義の最初に前回演習課題の解説を行う。

【講義内容】
回 講義内容 テキスト・参考書
第1回
10/5
確率の考え方(その1)
標本空間と事象、確率の公理
2.1、2.2節
第2回
10/15
確率の考え方(その2)
条件付確率、独立性
2.3,2.4節
第3回
10/19
確率変数と確率分布(その1)
離散型分布、連続型分布
3.1節
第4回
11/2
確率変数と確率分布(その2)
多変数の分布、条件付分布
3.2、3.3節
第5回
11/9
期待値、分散、モーメント母関数
3.4、3.5節
第6回
11/16
演習
第7回
11/24
中間試験
第8回
11/30
いろいろな確率分布(1)
4.1節
第9回
12/7
いろいろな確率分布(2)
4.1節
第10回
12/14
演習
第11回
12/21
多変数の分布、和の分布
4.2、4.3節
第12回
1/14
最大値・最小値の分布、 分布、t分布、F分布
4.4節
第13回
1/18
大数の法則と中心極限定理
5.1~5.3節
第14回
1/25
ポアソン過程
第15回
マルコフ連鎖入門、ランダムウォーク

教科書・参考書等

[1]経営工学シリーズ4 田口玄一編「確率・統計」日本規格協会

関連科目・履修の条件等

【推奨科目】
特になし

成績評価

中間試験、期末試験、演習レポート

担当教員の一言

履修上の注意
演習を通して、実際の解析能力を身につけること

その他

学科目標への貢献
(合計 100%)
社会的責任の自覚 10%
構造化・モデル化 50%
分析・評価・解析 10%
現実への適用・実装 20%
対外的発信 5%
継続的サイクル 5%

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