I 機械設計の基礎知識を習得させるとともに,設計に必要な工学の基礎を学ばせる。
II 与えられたテーマに沿ったロボット(遠隔操作マシン)を各自で設計,製作する。部品は,キットとして与えられる。授業の最終日に製作されたロボットによる競技会を行う。
エンジニアリングの基本である設計を,座学による講義と受講学生それぞれが遠隔操縦のマシンを設計・製作することで体験的に習得させる.受講学生が10名程度に分かれたラボでは,ラボ担当教員の指導のもと,実習,実験そしてマシンの設計・製作を行う.最後に製作したマシンによる競技会が実施される.
1.講義
(a)総論
(b)機械工作法
(c)アクチュエータの特性(DCモータ)
(d)アクチュエータの特性(空気圧シリンダ)
(e)図面作成の基礎
(f)材料の強さ
(g)機構学
(h)運動学
(i)機械要素
(j)加工の実際
2.ラボ
(a)機械工作実習
(b)モータ・空気圧シリンダの特性の実験
(c)ブレインストーミング
(d)マシンの設計・製作・評価
講義ごとに関連した資料を配付する.
講義の性格上学部2年生に限る.設備の制約から受講者数を70名程度に制限する.
講義,ラボへの出席,レポート,ノート,マシンにより行う.
自らが考え,創造することの素晴らしさを知ってほしい.